| 所在地 | 宮崎県都城市 |
|---|---|
| 用途 | 戸建(一般) |
| 建築年 | 2024年 |
| 一次エネルギー消費量 | 49kWh/(㎡a) |
| 年間暖房需要 | 13kWh/(㎡a) |
| 年間冷房需要 | 23kWh/(㎡a) |
| 設計・施工 | 株式会社タナカホーム |
| PH認定コンサルタント | 田中誉宗 |
都城市のなかでも標高の高い場所に建つ平屋である。同じ市内でも、ここでは冬の暖房需要がいつもより厳しくなる。それでいて、南九州である以上、5月にはもう冷房期が始まる。暖房と冷房の両方から締め上げられる、バランスの難しい立地。
暖房側に寄せて日射取得を増やせば、長い冷房期が牙をむく。冷房側に寄せて遮蔽を強めれば、山あいの冬が応えてくる。開口の面積と方位、ガラスの使い分け、庇の出。ひとつひとつの調整が、冬と夏の綱引きの上に載っている。この物件で探ったのは、その綱引きの釣り合う一点である。
パッシブハウスの設計とは、結局のところ気候を読む仕事だ。同じ市内ですら最適解が動く。だからこそ、地域に根ざした工務店が設計することに意味がある。






