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Passive House Insutitute Certified

伊賀パッシブハウス PASSIVE HOUSE IGA

所在地三重県伊賀市
用途戸建(一般)
建築年2017年
一次エネルギー消費量98kWh/m²
一次エネルギー消費量太陽光発電98kWh/m²
年間暖房需要9kWh/m²
年間冷房需要15kWh/m²
施工森大建地産
設計i + i 設計事務所

三重県で初めて、ドイツパッシブハウス研究所の基準に適合した「パッシブハウス」に正式に認定されました。i+i設計事務所の飯塚先生とコラボした「伊賀の家」として2019年のエコハウス・アワード意匠賞も受賞しました。

伊賀という土地は、夏は暑く、冬は寒い気候風土の盆地でもあり、三重県の中でも寒い地域になっています。こういった厳しい気候風土の中でパッシブハウスを建てることは住んでいる方々にとっても目安となる住宅ではないかと思い採用しました。実際に住んでみると、冬はほぼ暖房がすることが少なく、夏もエアコン1台で十分であり、夜少し窓を開けておくだけで家の中も涼しくなるという快適さを実現できました。 訪問していただくお客様も快適さを実体験していただくことができています。

計画としては、2階建の自宅兼アトリエ棟、平屋のマルシェ棟、バーベキューなどができる東屋という3棟からなる施設群の計画になっています。 マルシェを開く中庭に向かう螺旋状の動線を囲むように3棟を配置し、そこにいる人たちが自然に触れ合える空間づくりになっている。 建物は真南向きで屋根は切妻。南面は大部分が開口部になっており、軒を出し1階南はセットバックさせることで、夏冬の日射遮蔽・取得が有効に働くように計画している。 南から取りこんだ光は、中央の吹き抜けで家全体に行き届くようになっている。そのため昼間の電気もほぼ不要になってくる。ファサードをつくる2階西側の窓からは、伊賀の山並みを望むことができ、自然との一体感が生まれる家づくりになっています。