| 所在地 | 宮崎県都城市 |
|---|---|
| 用途 | 戸建(一般) |
| 建築年 | 2024年 |
| 一次エネルギー消費量 | 56kWh/(㎡a) |
| 年間暖房需要 | 14kWh/(㎡a) |
| 年間冷房需要 | 22kWh/(㎡a) |
| 設計・施工 | 株式会社タナカホーム |
| PH認定コンサルタント | 田中誉宗 |
周辺に建物が比較的多い住宅地に建つ平屋である。ただし、隣り合う建物もまたその全てが平屋であり、冬の低い太陽は屋根越しに素直に届く。遮蔽物の有無だけでなく「高さ」まで読み込めば、日射取得はまだ諦めなくてよい。そんな敷地の読み方を教えてくれる計画だった。南九州は台風の常襲地である。開口部には、冬に日射を通し、夏にそれを遮り、暴風時には建物を守るという三つの役割が同時に課される。固定の庇で夏の高い太陽を切り、外付けの可動遮蔽で中間期と朝夕を調整し、台風の接近時には可動部を格納して、開口部そのものの耐風性能で受け止める。日射遮蔽と耐風は、対立させるのではなく、使い分けで両立させる。世界のパッシブハウスの多くは、台風を知らない。この土地で認定を積み重ねることは、その解法を世界に提供できることでもある。


