所在地 | 鳥取県八頭郡智頭町 |
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用途 | 戸建(一般) |
建築年 | 2021年 |
一次エネルギー消費量 | 88kWh/m² |
一次エネルギー消費量太陽光発電 | 46kWh/m² |
年間暖房需要 | 13kWh/m² |
年間冷房需要 | 11kWh/m² |
施工 | エール株式会社 |
設計 | エール株式会社 |
鳥取県と岡山県の県境近くに建つ、山陰初のパッシブハウスです。
標高192メートル、積雪量1メートル70センチの盆地で、周りは山に囲まれ日射取得が不利な状況でした。
性能はパッシブハウス基準、耐震等級3、制震工法、居室は全室南向きで、カーポートが建物の日射取得を遮らないように配慮しました。さらにソーラーパネルを沢山設置できる屋根形状、冬にエコキュートの消費電力を抑えるため、水温の高い井戸水を利用しています。
お施主様から「将来できるだけメンテナンス費用がかからないようにしてほしい。」との要望がありましたので、屋根外壁はSGL鋼板と杉の赤身、そして「そとん壁」を使用して、再塗装やコーキングのうち替えなどを減らすようにしました。
お引渡しをした後、雪が降る寒い日でも、少し日が当たれば暖かくなりすぎて、無暖房で過ごす日もよくあるそうです。そしてご主人、奥様それぞれ「実家のお風呂には寒くて入れません。」と言われていました。
近年の異常気象やエネルギー資源の高騰などの現状を考えますと、最強の住まいが完成したと感じています。
株式会社エール 国岡俊彦