TOP > 施工事例 > 八万の家
Passive House Insutitute Certified

八万の家 HOUSE IN HACHIMAN

所在地徳島市
用途戸建(一般)
建築年2019年
一次エネルギー消費量82kWh/m²
一次エネルギー消費量太陽光発電-45kWh/m²
年間暖房需要11kWh/m²
年間冷房需要21kWh/m²
施工有限会社辻組
設計有限会社辻組

徳島県初のパッシブハウスを目指す為、計画当初から建物の配置や仕様を検討しながら計画させて頂きました。コンセプトとしては建物の中で健康を増進できる住まいの実現です。

なぜこのコンセプトを掲げたかというと、徳島県は病院施設数全国上位にも関わらず、生活習慣病等(糖尿病)は毎年、全国ワーストクラスの事実があるからです。その為、建物の性能をパッシブハウスにすることで、室内の周壁面温度、空気温度、身体の血圧の改善や基礎代謝量の増加など、居住する家族全員が躯体性能の恩恵をいつでも受けられる住まいが特にwithコロナ時代の現在においては、より一層、日常の健康維持、生活習慣病の予防に繋がると考えました。そして第二の理由として、日常、県民の殆どは生活の足が車移動で夜も住宅街は外灯が少なく、JAFのアンケート調査でも徳島県は交通マナーの悪さが全国ワーストクラスの状態で、これでは仕事や家事終わりの夕方以降に健康増進の為、安心して散歩やジョギングなどの運動をすることが外気温以外のリスクが多すぎてできないと思ったからです。

また最近ではコロナの影響もあり、家の中でできるエクササイズグッズや快眠グッズ等が数多く販売されていることから、今後はやはり各々の時間の中で安心して基礎的な体力づくりができる運動や毎日の疲れを癒すことのできる睡眠といった家族全員の健康を守ることができるパッシブハウスで日常生活を送ることがとても大切な時代になってきたと感じています。最後になりますが、これからパッシブハウスを建てようと考えている方がいましたら、ぜひ自信をもって未来の為の住まいづくりにチャレンジしてみてください。

まだまだ若輩者の自分は学ぶべきことは多いですが、実際にパッシブハウスを建ててみて、住んでみて、初めて分かること、その経験を大切に、そして糧にできるよう今後も精進していきたいと思います。この度はパッシブハウス認定取得、本当にありがとうございました。