所在地 | 三重県津市 |
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用途 | 戸建(一般) |
建築年 | 2023年 |
一次エネルギー消費量 | 45kWh/(㎡a) |
年間暖房需要 | 11kWh/(㎡a) |
年間冷房需要 | 21kWh/(㎡a) |
設計 | i+i architects |
施工 | 森大建地産株式会社 |
PH認定コンサルタント | 鎌倉寿 |
三重県津市の住宅地に建つ5人家族のための住宅。丘陵の南斜面を造成した敷地は日当たりも眺めも良い。御夫婦は伊勢神宮が好きことだったので、伊勢神宮の山の中に佇む「荒祭宮(あらまつりのみや)」をイメージの源泉に。建て替え前の家にあった高い擁壁と塀を壊して、なだらかな丘を作り、丘の上に切妻の伝統的かつ象徴的なフォルムを持つ木の家を配置した。
屋根は軒の出たシンメトリーの切妻。1階が2階よりセットバックした断面は日射取得と日射遮蔽を両立する形態だ。立面は1.5間ピッチを規則的に繰り返す列柱とサッシがリズムをつくる。
平面は間口6間奥行き4間弱。リビングの上部は大きく吹き抜けているので、個室の引き戸を開ければ家中がワンルームにつながり、様々な方向に視線が抜ける。日当たりの良い南側は大きく開口しているので、間口いっぱいに取った縁側越しに、外の景色も存分に楽しめる。和室、ラウンジピット、書斎コーナー、ダイニングテーブルなど、人の居場所が南のゾーンに連続する。
外壁は脂分が多くて耐久性が高い屋久島地杉、内装は床、階段、家具に三重県産の杉を積極的に利用した。
設計 i+i architects 飯塚豊
施工 森大建地産株式会社