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Passive House Insutitute Certified

霧島パッシブハウス KIRISHIMA PASSIVEHOUSE

所在地鹿児島県霧島市
用途戸建(一般)
建築年2023年
一次エネルギー消費量58kWh/(㎡a)
年間暖房需要13kWh/(㎡a)
年間冷房需要22kWh/(㎡a)
設計・施工PASSIVE STYLE株式会社
PH認定コンサルタント鎌倉 寿

認定サポートを頂きながら、鹿児島県初の認定パッシブハウスが完成いたしました。

「長く生活する場所だから、性能にはこだわりたい」と9年ほど前から情報収集をしていたお施主様。土地の造成に時間がかかるようでしたので、パッシブハウスをご提案させていただきました。

周辺環境はとても良いのですが、南九州でのパッシブハウスでさらに海抜6.3mなので、認定基準の冷房需要をクリアするのが難しかったです。しかし、全窓にスマートウィンと外付けプラインドのヴァレーマを採用し、屋根断熱で吹き抜けの空間を造った間取りで、あえてパッシブハウスをクリアするには難しい仕様で基準クリアを目指しました。南面の腰窓の量や軒の出を調整して、日射取得と日射遮蔽のバランスを取り、なんとか暖房需要と冷房需要をクリアしました。

換気システムはZehnder社製「CHM200」(Comfohome)を採用。機械1台で冷暖房と換気ができるよう配管計画と施工を行いました。室内のドアを少なくして、空間や空気がつながる間取りにしました。

「暑くもない寒くもないというのがこんなにも心を満たしてくれるのかと感動している」「家中どこにいても快適で、家から出たくない」と笑いながらお話しされるお施主様が印象的でした。