所在地 | 埼玉県志木市 |
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用途 | 戸建(一般) |
建築年 | 2022年 |
一次エネルギー消費量太陽光発電 | 62KWh/(㎡a) |
年間暖房需要 | 8kWh/(㎡a) |
年間冷房需要 | 12kWh/(㎡a) |
施工 | PASSIVESCAPE Architbuild |
設計 | PASSIVESCAPE Architbuild |
PH認定コンサルタント | 丸山 晃寿 |
埼玉県南西部に在る志木パッシブハウスは、軒の出が深く階高や軒高を低く抑えたたた佇まいのパッシブハウスです。より深い軒の出と取得日射量を同時に求めた点は少し遠回りなアプローチだったかもしれません。それを詳細なシミュレーションで日射取得量を導きだし、最良の折り合い点を検討できたことはパッシブハウス設計の真骨頂です。
南面は、より積極的な日射取得を狙い大開口の窓を設け、取得した熱の損失を抑えるためスマートウィンを使いました。日射遮蔽機構は、木製造作格子を配置し、この建物に似合った木製の防犯雨戸としての役目も果たします。最も日射取得量が期待できる吹抜け2階の大開口窓は、天空の青い空と雲を切り出して見せてくれます。時に月、時には雪が映える格別な窓となりました。
ローヤル電機SE200RS換気装置とアメニティーエアコンをダクトでリンケージさせたダクト式換気の全館空調と循環型レンジフードの設備構成です。日常運用の中で換気・気密・起因するロストエネルギー対策に注意を払いました。
設計・施工 PASSIVESCAPE Architbuild 依田忠道