所在地 | 香川県高松市 |
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用途 | 戸建(一般) |
建築年 | 2019年 |
一次エネルギー消費量太陽光発電 | 96kWh/m² |
年間暖房需要 | 18kWh/m² |
年間冷房需要 | 21kWh/m² |
施工 | Takamatsu Asset Building |
設計 | Matsuo Architects Office + Planlibre |
お施主様は大の車好きで設計当初からキャンピングカーを含む車5台を格納できるよう設計してほしいとの依頼でした。しかも、かなり余裕を持った駐車を希望されていたこともあり1階の大半をインナーガレージが専有することが確定していました。居住部分は2階に集約していますが、1階に庭が取れない分大きな庭代わりのルーフバルコニーを設けています。また、北側にも南の日射が入るように棟をずらして採光が取れるよう計画しました。
1階に巨大なガレージ空間があるので構造的には不利でした。それでも耐震等級3はクリアしています。設備的には一種換気とダクトエアコンを組み合わせた換気空調システムとしています。空間容積が標準的な住宅に比べてかなり大きいこともあり、ダクト距離による圧損をクリアできるだけの必要風量を確保するために比較的大きめのダクトエアコンを設置しています。
通常このような大きい住宅は莫大なエネルギーを浪費する傾向にあります。しかしながらこの住宅では面積で浪費してしまう増エネ分をパッシブハウスクラスの省エネ性能で相殺もしくはそれ以上の省エネ効果を発揮すべく設計しました。