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【報告】四国支部勉強会2024vol.2~結露調査から大規模修繕の実態セミナー&伊予パッシブハウス、大橋パッシブハウス最新2棟見学会~

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イベントレポート

2024年9月27日四国支部勉強会2024vol.2~結露調査から大規模修繕の実態セミナー&伊予パッシブハウス、大橋パッシブハウス最新2棟見学会~を開催しました。

愛媛県で行われた、PHJ四国支部とハウスデオーガニックとの合同勉強会でした。
住まい環境プランニング古川繁宏様から『結露調査から大規模修繕の実態』、実際に起こった現場の事例をもとに内部結露がなぜ起こったのか解説をお聞きしました。
完成お引渡ししてからの内部結露のトラブル事例。調査内容、原因究明、再工事が完了するまでの内容でした。
気密シートを貼らないセルロースファイバーの施工や断熱材を吹き込む前に躯体が濡れていたこと、屋根通気の通り道が閉ざされていたことなど原因など重なり、軒天の滑落や25mmのEPS付加断熱材の湾曲などが現れた現場もあったそうです。

施工した工務店はフランチャイズ加盟店で施工方法はその大元の会社の施工方法を実施しておりなぜ結露がでたのかが分からないとの回答があったようです。改めて結露の怖さ、施工の重要性を感じました。

昼から愛媛県アーキテクト工房 Pure(高岡理事)施工の大橋パッシブハウス(認定申請予定)完成見学会・伊予パッシブハウス(認定申請予定)構造見学会を見学しました。
構造現場では実務者の方から施工方法などたくさんの質問がありました。
会場に戻ってから高岡理事による現場の質疑・ミニセミナーをしていただきました。

最後に合同懇親会では、ハウスデオーガニックのメンバーとの交流も深めました。
今回セミナー・完成現場・構造現場と見どころがたくさんあり多くの方にご参加いただけました。

前半は、夏の放熱を促す地熱利用や環境特性から生み出された古の知恵を生かした点などの物件概要を受けてから物件視察。後半は、森代表の進行による台湾からのゲストである、Jay氏による台湾でのパッシブハウス認定実例の報告を通じて近しい環境でのパッシブハウスのヒントをご紹介いただきました。

四国支部サブリーダー 青木宏次 株式会社 青木建設