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佐久平パッシブハウス(認定申請中) PEA2402

別荘建築を得意とする長野県のゼネコン「新津組」のコンセプトハウス 兼 社長自宅。リゾート建築の高級感とパッシブハウスの快適性を両立させる建物を目指した。建築地は標高約700mの高原都市。湿度は年間を通して低いが、冬の最低気温は-15℃と冷え込む地域である。
意匠設計は西田司/オンデザインパートナーズ。温熱設計は森みわ/キーアーキテクツ。総二階を基本に、中庭を囲むコの字型の土間回廊と離れの和室を持つ特殊な形状となっている。構造的・省エネ的には不利であるが南面吹き抜けに“フィーレンディール・トラス”を用いて構造面を強化。サッシに地元産カラマツを用いた高性能木製窓“キュレイショナー”を採用し断熱面を補っている。再エネ設備は、12.0kWの大容量太陽光発電と、真空管式太陽熱集熱器を搭載。電気自動車を蓄電池として用いるV2Hシステムも備え、化石燃料の使用を極力削減する試みをしている。信州の厳しい環境でも自然の恵みを活用すれば快適・安価に過ごすことができる、という実例である。(ペレットボイラーと土壁暖房パネルによる給湯・暖房補助システムは整備中)

設計者ondesignパートナーズ(西田司・秋元俊介)+ KEY ARCHITECTS(森みわ)
施工者株式会社新津組
建設地長野県佐久市
竣工月2023年8月
新築/改修新築
延床面積158.8㎡
実測C値0.1 ㎠/㎡
Ua値0.21 W/㎡K

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