エントリーゾーン:パッシブハウス・ジャパン推奨ゾーン
南側に広大な水田地帯が広がり、晴れた日にはその先の越後山脈が見える抜群の眺望。そこにシンプルな切妻屋根の伸びやかな平屋の家を設計した。
外気温が低く、冬場の日射量が極めて少ない新潟県長岡市において、なんとか少しでも日射を確保できるよう、南面には幅およそ10mとなる大開口を設け、サッシには日射取得量の多いSmartWin「佐藤の窓」を使用した。リビングから見える景色は南側に広がる田園風景を独り占めするような解放感があり、デザインと性能の両立を図った。また、敷地の傍には大きな桜の木があり、リビングからの借景として利用している。
外観は焼杉の外壁とアクセントでグリーングレーの塗り壁を採用するなど、基本的に自然素材のものを使用。また、雪国に必須のカーポートもアルミ製の既製品ではなく、周辺の自然と馴染みの良い焼杉を張った木製カーポートとした。。独立したカーポートは積雪地域においても耐震が確保できる構造となるよう、梁、壁の配置などを工夫している。
南側の屋根を利用し、太陽光パネル5.6kwで自家発電。暖房はペレットストーブ1台で行うなど、電気の使用を極力抑えた設計としている。
設計者 | 目黒 剛志 |
施工者 | 株式会社大庄 |
建設地 | 新潟県長岡市 |
竣工月 | 2022年2月 |
新築/改修 | 新築 |
延床面積 | 109.30 ㎡ |
実測C値 | 0.3 ㎠/㎡ |
Ua値 | 0.22 W/㎡K |