エントリーゾーン:パッシブハウスゾーン
誰もが手の届くパッシブハウスをコンセプトに、建材・設備は全て日本製でコストパフォーマンスに優れた建物です。土地探しから始まったプロジェクトで敷地25.5坪、建物面積24.6坪ながら駐車場は2台のスペースを確保しました。設計当初は南側が空き地であったため将来の建物を想定し、日射の影響をDesignPHでシュミレーションしながら窓のサイズ・性能や外皮構成を探りました。狭小地であることから外部からの視線を考慮して2階リビングにしたことにより、2階窓をメインの日射取得窓としています。また水回りも2階にすることにより床断熱の構成がシンプルで施工性もよく外皮面積を減らすこともできてます。床断熱は白蟻リスクの低減と早期発見に期待できるためこのような間取りには有効な工法と考えます。4人家族には手狭な建坪かもしれませんが将来は2人暮らしになる事を考えるとちょうど良い広さであり、子供の独立するまでの短い期間は工夫して生活しようとオーナー様は決断されました。
設計者 | 鎌倉寿建築設計室 |
施工者 | 株式会社大藤建設 |
建設地 | 静岡県静岡市 |
竣工月 | 2020年12月 |
新築/改修 | 新築 |
延床面積 | 81.60 ㎡ |
実測C値 | 0.1 ㎠/㎡ |
Ua値 | 0.283 W/㎡K |