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智頭パッシブハウス PEA2208

エントリーゾーン:パッシブハウスゾーン

鳥取県と岡山県の県境近くに建つ、山陰初のパッシブハウスです。

標高192メートル、積雪量1メートル70センチの盆地で、周りは山に囲まれ日射取得が不利な状況でした。

性能はパッシブハウス基準、耐震等級3、制震工法、居室は全室南向きで、カーポートが建物の日射取得を遮らないように配慮しました。さらにソーラーパネルを沢山設置できる屋根形状、冬にエコキュートの消費電力を抑えるため、水温の高い井戸水も利用しています。

お施主様から「将来できるだけメンテナンス費用がかからないようにしてほしい。」との要望がありましたので、屋根外壁はSGL鋼板と杉の赤身、そしてシラス壁を使用して、再塗装やコーキングのうち替えなどを減らすようにしました。

お引渡しをした後、雪が降る寒い日でも、少し日が当たれば暖かくなりすぎて、無暖房で過ごす日もよくあるそうです。そしてご主人、奥様それぞれ「実家のお風呂には寒くて入れません。」と言われていました。

近年の温暖化による異常気象や、エネルギー資源の高騰などの現状を考えますと、鳥取の地域でベストな住まいが完成したと感じています。

設計者中西 政之
施工者株式会社エール
建設地鳥取県八頭郡智頭町
竣工月2020年12月
新築/改修新築
延床面積141.5 ㎡
実測C値0.1 ㎠/㎡
Ua値0.216 W/㎡K

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