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尾張一宮パッシブハウス PEA2210

エントリーゾーン:パッシブハウスゾーン

以前から存在していたような和の趣に快適な住環境の融合を目指したパッシブハウス。屋根仕上げ材は地元愛知県で作られる三州和瓦に壁は杉板と漆喰を織り交ぜ深い下屋軒による性能バランスを追求しました。解体時の環境負荷も考慮し可能な限り断熱材から仕上げに至るまで自然素材を使い、構造は耐震等級3、長期優良住宅を取得、耐久性では白蟻対策と目視点検のしやすい基礎形状を工夫しなおかつ食害リスクの低い発泡ガラスボードや発泡ガラス砕石を採用しました。これを実現できたのも深い下屋根で冬不利になりやすい日射取得を木製窓「佐藤の窓」が暖房需要を有利にし更に換気冷暖房装置「zehnder」は何も感じない温熱空間を実現してくれました。給湯システムは太陽熱温水器+エコキュートのハイブリッドシステムを利用し日中集熱したお湯で庭を眺めながら足湯でのんびり過ごしたりと家の中も外でも省エネで暮らしを楽しめる住まいとなりました。

設計者鎌倉 寿
施工者有限会社 中日サニオン
建設地愛知県一宮市
竣工月2021年3月
新築/改修新築
延床面積138.88 ㎡
実測C値0.1 ㎠/㎡
Ua値0.317 W/㎡K

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