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アトリエのある小さな木の家 PEA2009

エントリーゾーン:パッシブハウス・ジャパン推奨ゾーン

つくば里山住宅博2019の3軒のヴァンガードハウスの中の1軒でありながら、設計着手時には施主一家が既に確定しているという、ユニークなプロジェクトですが、予算がかなりシビアな中で、4人家族のためのテーラーメイドの住まいが、緑豊かなコミュニティに溶け込むような形で誕生しました。冷暖房換気システムはzehnder社の一体型モデルCHM200を国内の個人邸で初採用。エコモ株式会社の三原氏の協力の元、1種換気のダクティングを利用しての全館空調モデルが実現しました。南から45度振れた難しい敷地形状にも関わらず、県産材を用いたニアリーパッシブでゼロエネなこの住宅で、2019年11月の入居以降、イラストレーターを職業とする奥様の毎冬恒例の喘息症状は治まり、自宅のアトリエで日中は創作活動に打ち込むも、冬のエネルギー自給率は85%を実測しました。これからもこの素晴らしいエコハウスの施主として情報発信をしていきたいと仰っていただきました。「50年後の坪単価を見据えたアフォーダブルな家づくり」を、より多くのクライアントが理解できるような流れを、私たちプロが作っていかなければなりません。

設計者森みわ
施工者株式会社 島田材木店
建設地茨城県つくば市
竣工月2019年
新築/改修新築
延床面積112.5㎡
実測C値0.18 ㎠/㎡
Ua値0.267 W/㎡K

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