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富士吉田の家 PEA1911

年間暖房需要:24.89kWh/㎡a

1階が歯科診療所、2階が居住空間です。窓が大きい総2階の切妻のシンプルなデザインながら、外装の杉のファサードラタンの素材感と陰影がアクセントになっている。
日射取得が大:特色は最低気温が零下15℃にもなる寒冷地ながら南面の窓が大きい。2階から美しい富士山を借景するばかりでなく、暖かく心地よく住まうのに、大きな窓から日射を得るためです。躯体性能は熱損失を少なく、日射取得熱(4,000kWh/年)を大きくしたことから暖房負荷が少なくなっている。日射でのオーバーヒートは外付けブラインドのスラット(羽)の角度変化で取得・遮蔽だけではなく無段階に調整できる。
良好な水蒸気環境:冬の過乾燥と夏の高湿度を防ぐのに、水蒸気回収に優れた回転式のアルミ素子の1種熱交換換気システムとダクトエアコンで解決している。冬の室内の相対湿度は45〜50%、夏の相対湿度は50%以下に保たれる。
夏はナイトパージで涼:熱帯夜・真夏日・猛暑が少なく凌ぎやすいが、夜間に窓を開き温度低下した空気を取り入れるナイトパージが有効である。冷房負荷は6.28kWh/m2年です。
良好な音環境:音の反響が弱点だが、天井の板張りの下地にウッドファイバーを吸音材に使い解決している。

設計者有限会社西方設計 西方里見
施工者天野保建築
建設地山梨県富士吉田市
竣工月2018年5月
新築/改修新築
延床面積154.02㎡
工法・規模在来軸組工法
実測C値0.1
Q値0.97
Ua値0.28

断熱仕様

屋根高性能グラスウール24K 210mm+高性能グラスウール16K 120mm
高性能グラスウール24K 120mm(充填)、XPS3種 50mm(付加)
基礎または床EPS特号 100mm
基礎立上りEPS特号 60mm
トリプルガラス木製 Norwood,エリートフェンスター
APW430
玄関ドア木製断熱玄関ドア

設備仕様

暖房アメニティビルトイン型エアコン
冷房アメニティビルトイン型エアコン
給湯エコキュート
換気第一種熱交換型換気装置(ロータリー式)
照明LED
調理IH
その他再生可能エネルギーなどなし

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