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傾斜地の眺めのいい家 PEA1904

年間暖房需要:28.48kWh/㎡a

都心から一番近い田舎といわれている山あり川あり、自然いっぱいのエリアで、筑波山を見渡せる高台というロケーション。「つくばおろし」の吹き付ける、関東でも寒いエリアである。
敷地は、傾斜地で、高低差1500㎜。この高低差をどう活用するかが予算上大きな問題であった。検討の結果RCの基礎とし、高基礎部を外部から使う収納として活用することでプランをすすめた。
眺望を楽しめるウッドデッキはリビングや勝手口とつながり、高低差をつなぐ外部通路としての役割のほか外観上のアクセントにもなっている。
お施主様は、4人家族で、車いす生活の方もいるのでバリアフリーは必須。もちろん、暖かく快適な生活が希望であった。西に傾斜し南北に長い敷地条件の中で、太陽光・太陽熱をどう取り込むかが大きな課題の一つ。幸い日差しを邪魔するものがないので、南側からの日射取得は確保できた。
南北に長い配置で、西面の眺望がいいので、一般的に閉じたい西側ではあるが、冬の日射取得と熱損失のバランスを取りながら、夏対策として外付けシェードで冷房需要を小さくすることで太陽光と眺望を最大限取り組むことに工夫を凝らした。
家族が集うダイニングキッチンは、西面に配置した間口2500mmの窓から美しい筑波山を眺めることができる最高の空間になっている。

設計者島田恵一
施工者株式会社 島田材木店
建設地茨城県石岡市上林
竣工月2018年12月
新築/改修新築
延床面積150.5㎡
実測C値0.3
Q値1.09
Ua値0.35

断熱仕様

屋根高性能グラスウールブローイング 300mm
高性能グラスウール28K (充填)、EPS特号相当 30mm(付加)
基礎または床フェノールフォーム  90mm
シャノンウインドⅡ
玄関ドアイノベストD50

設備仕様

暖房エアコン
冷房エアコン
給湯エコキュート
換気第一種熱交換型換気システム
照明LED
調理IH
その他再生可能エネルギーなど太陽光発電 5.275KW

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