TOP > お知らせ > ニュースレター 2023年7月号コラム~”パッシブハウスでお願いします”~

ニュースレター 2023年7月号コラム~”パッシブハウスでお願いします”~

2023.07.06

パッシブハウス・ジャパンでは月に一度ニュースレターを発行しております。理事のコラムを先に読むことができる他、セミナー開催等のお知らせは主にニュースレターで発信しております。購読ご希望の方は、ページ下部のフォームよりご登録ください。

高岡文紀

有限会社アーキテクト工房 Pure 代表取締役
PHJ理事
四国支部リーダー

“パッシブハウスでお願いします”

この季節になると大雨の被害がよくニュースで取り上げられます。
以前は線状降水帯と言う言葉もなかったように思いますが
やはり地球温暖化の影響が大きいのでしょうね。

又、これからの季節外気温と湿度が高くとても不快ですね。
そんな不快な季節でもパッシブハウスの事務所・自宅は毎日とても快適でストレスなく毎日を過ごしています。

そしてこの快適なパッシブハウスを求められる方も日本全国で沢山増えてきていますね。

認定物件数は今年あたり100棟を超すのではないでしょうか?

アーキテクト工房Pureでも昨年より

・南久米パッシブハウス(認定申請中)
・此花町パッシブハウス(認定申請準備中)
・今治パッシブハウス‟高橋の家”(工事中認定申請予定)
・今治パッシブハウス‟八町の家”(設計中認定申請予定)
・伊予市パッシブハウス”上野の家”(設計中認定申請予定)

申請予定を含めて5棟のパッシブハウスが動いています。既に認定済の5棟を合わせると2012年から10棟になります。(まだまだではあるのですが・・・)
そして昨年よりパッシブハウスを求められる方が急に増えてきています。

今までどのようにしてパッシブハウスを建てて頂く事となったのか少しご紹介します

1.松山パッシブハウス(アーキテクト工房Pure事務所):2012年

~事務所兼モデルを建てるのなら‟世界基準の家”パッシブハウスしかない~

2.松山パッシブハウスⅡ‟石井の家”:2012年

~築25年前に新築した家が冬は寒くて夏暑いのでこの家に住みたくないと言われ、事務所をパッシブハウスで建てるので一緒にパッシブハウスにしませんか?~

3.松前パッシブハウス‟大間の家”:2016年

~事務所もパッシブハウスだし今後の営業の為にもパッシブハウスでないと駄目でしょう、とても快適だし~

4.松山パッシブハウスⅢ‟東垣生の家”:2019年

高岡さんに家建ててもらうのだからパッシブハウスでしょう

5.西条パッシブハウス‟周布の家”:2019年

~ご主人より自分のお小遣い減らしても良いので認定取りたい~

6.南久米パッシブハウス(認定申請中):2022年

~パッシブハウスの数値になっていたら認定取りませんか?~

7.此花町パッシブハウス(認定申請準備中):2023年

~ハウスメーカーさんで契約前まで話が進んでいたのですが土地が購入できなくなり、振り出しに戻って本当に住みたい家を考えたらパッシブハウスにたどり着きました~

8.今治パッシブハウス‟高橋の家”(工事中認定申請予定):2023年予定

~5年前より見学会に来ていただいた方ですが途中より来られなくなり、他で建てられたのかなと思っていたら土地が見つかりましたので計画したい。パッシブハウスにしましょうか?とお話しすると、その為に5年待ちました お願いします~

9.今治パッシブハウス‟八町の家”(設計中認定申請予定):2024年予定

~2棟目の家、今度こそ失敗したくないのでパッシブハウスでお願いします~

10.伊予市パッシブハウス”上野の家”(設計中認定申請予定)

~数年前より見学会に来られていた方で2人目のお子さんも生まれ、夫婦共々頑張りますのでパッシブハウスでお願いします~

こんな理由でパッシブハウスを計画させて頂きました。

平均したら1年に1棟位しか建ててないのですがここ数年で増えてきています。先日も昨年11月に行ったパッシブハウスオープンデーで来場された方より連絡があり、建設地は他県で設計を福岡の‟○設計”○○さんにお願いすることになりました。パッシブハウスで建築したいので是非、夏の快適さを体感したい、とモデルの体感宿泊の依頼があり8月に宿泊して頂く事になりました。

会社の売り上げにはなりませんがパッシブハウスの良さを分かって頂く方が一人でも多く増えていくことが大事ですね

高性能な建物しか建てていないアーキテクト工房Pureは周りの地元工務店から何て言われているのだろうか?
気になったので来社されたお客様に聞いてみると

‟性能は良いけどあそこは高いですよ”と言われました。

と答えて頂いた方が多くいらっしゃいました。
パッシブハウスや高性能な建物も建てたこともないし、住んだことも無い方から言われるのですからレベルの低いことが良くわかりますね。

2025年の省エネ基準の義務化の数値はまだまだ低いですが
国土交通省も等級7が出ていますしHEAT20もG3があるのでパッシブハウスの性能に近いものがこれから多く建ってくるのではないかと思います。

性能の大事さに気付き、高性能な建物を求めてこられる方が増えてきますので
資材高騰で建築費も高くなってはいますが
今の時代だからこそ性能のレベルや質を下げるのではなく
何代にも渡って住み続けていくことができる資産価値のある

パッシブハウスを提案しませんか。