パッシブハウスジャパン・・・。
そう聞くだけで
「パッシブソーラー」や
「パッシブデザイン」
と混同してしまう方。また、
「パッシブハウス」が
厳格な基準に基づいて認定された住宅だと知ってはいても
「あれはドイツのものだから・・・」
「私にはあそこまでのレベルは関係ない」
と思われる方も多いと思います。
しかし、
ここで必ず知っておいていただきたいことが2つあります。
まず
「ドイツのものだから日本には合わないのではないか?」
という誤解に関してです。
ドイツというような固有の国名があると、
どうしても輸入住宅のような印象を受けがちです。
しかし、実際に一番取り入れたいところは輸入住宅ではなく、
『パッシブハウスの優れた基準』です。
更にいえば、この優れた基準を
より『日本に適した形にしていくよう進化させていくこと』も
我々の使命だと考えています。
二つ目は
「あそこまでのレベルは関係ない」とか
「外国の基準なので難しそう」ということに関してです。
私はドイツには行ったことはありますが、
学問はもちろんドイツでの実務経験もありません。
今まで熱環境に対して真剣に取り組んで参りましたが、
恥ずかしながらパッシブハウスを建てた実績もありません。
(ただし現在2棟計画中)
そんな私ではありますが、パッシブハウスを現地で体感し、
驚愕の性能を目の当たりにした中で
「少しでもこれに近づけていく必要がある」ということを痛感しました。
そういうわけで、少しづつでも
『パッシブハウスに近いレベルの家を増やしていこう』と考えています。
入会を考えている皆様におかれましても、
そのように考えていただければ幸いです。
最後になりますが、私は今まで日本一筋でやってきました。
現在は設計事務所を営んでおりますが、
独立するまでは住宅メーカー、工務店でも勤務しました。
様々な立場の方がおられると思いますが今の私の特徴を生かし、
『ドイツと日本の事情の橋渡し』
ができればと考えております。