高岡 文紀

有限会社アーキテクト工房Pure 代表取締役
パッシブハウスジャパン理事

愛媛県出身。
1961年 愛媛県生誕
2003年 (有)アーキテクト工房Pure設立
2014年 志を同じくする全国のビルダーとともに住まうオーガニックを提案する『House de Organic』を設立

「世界基準のパッシブハウス 5つ星の快適を日常に」という強いメッセージで、デザイン×高性能×自然素材、3拍子そろった家づくりを提案。パッシブハウス認定物件も数多く手がけるている。
志を同じくする全国のビルダーとともに住まうオーガニックを提案する『House de Organic』を主宰し、高性能な家づくりの普及活動と、さらなる自己研鑽にも積極的。高断熱・高気密の先駆的な試みのなかで培ってきた建材の知識、施工ノウハウを余すことなく仲間に提供するその姿は、パッシブハウス・ジャパンの兄貴的な存在。また、卓越した工務店経営手法にも定評があり、高性能住宅ビルダーの模範的存在でもある。

PHJ理事として、全国8支部を取りまとめる。

理事挨拶

パッシブハウス・ジャパンも設立から10数年の時が経ち、パッシブハウス認定物件も日本全国に数多く建築されてきています。

私が2012年頃にパッシブハウスの事務所を建てた時は、必要な建築部材の購入先や施工の仕方を聞く人も限られている時代でしたが、現在は取り組もうとする実務者の方も増え、パッシブハウスに対応できる木製や樹脂製のトリプルサッシ、24時間換気なども日本国内で手に入るようになり、当時と比べると、とても作りやすい環境になってきていると思います。

パッシブハウスの様な高性能な建物に住んで頂いているOBさんの話を聞くと、とても快適に暮らされており建物に対するクレームも非常に少ないこともわかりました。

室内の温湿度環境の変化が少ないという住まい手メリットですが、建物にも良い環境になっているのではないでしょうか?

住んでいる人にもやさしく、建物にもやさしく、地球環境にもやさしく。

パッシブハウスの様な高性能な建物が数多く増えることで、次の世代の人たちが

〝壊すのはもったいないよね“ と大切に受け継ぎ、使い続けてくれるのではないでしょうか。

25年から30年で建物の資産価値が無くなってしまうこの日本の悲しい現状ですが、もっともっとパッシブハウスを普及させ、私たちが手掛ける建物で〝未来の子供たちのため“ の社会に変えて行こうではありませんか。

インタビュー