2024年6月6日関東支部勉強会2024vol.1~「アメリカ先進州の低カーボン社会への動向」を学ぶ~を開催しました。オンラインにて、43名のご参加となりました。
米国は州ごとに憲法、法律があり独自の施策を進めているため、州によって異なる状況があり、西海岸、東 東海岸は先進州が多い。リード、パッシブハウスの認承が助成金や投資家の資本を取得する根拠となっているとのこと。岡田氏はウェントワース工業大学の客員教授であることから同大学の専門教育の状況の 紹介もあった。優良な建築物は省エネとエンボディドカーボンの性能認証を持って評価される時代となって きたことから設計手法もBIMを用いることが最低限の建築技術者のスキルとなっており、同大学でも教育に 取り入れられている。また在学中にパッシブハウスの建設に取り組むなど、性能にも意識の高い学生が 養成されていると思われる。日本の省エネルギー、脱炭素に向けた活動の現在位置を感じると共に EUだけではなく海外での具体的な事例を学べた良い機会であった。
関東支部リーダー畑中 弘 有限会社エイチ・ツー・オーデザインアソシエイツ