エントリーゾーン:パッシブハウス・ジャパン推奨ゾーン
軽井沢ミニマルハウス 〜次世代につなぐ家〜
お施主様は70代。様々なタイプの家に暮らした経験をお持ちで築20年の軽井沢の住宅(高気密高断熱)にお住まい。冬でも寒くない家を求めご相談にみえた。エシカルな思想をお持ちでシンプルで省エネな暮らしをご希望。「軽井沢ミニマルハウス(最小限の家)」と名付け以下の設計コンセプトとした。
①パッシブハウス性能(ローエナジー)
②バリアフリー/フレキシブル(暮らしやすさ)
③自然素材(地域木材)
④簡易な設備計画(使い易さとメンテナンス性)
ご主人が庭づくりを楽しむ家であり東側に大きく敷地を空けた。また将来住まい手が変わった際に増築や離れを建てやすいよう配慮した。敷地から建物内に続くスロープは1/12勾配。幅1000の導線には庭仕事の道具収納も配置。
空間の有効利用のため部屋名はなく居室は1空間で回遊できる平面。通路幅905〜1000を確保し車椅子での移動に配慮。部屋の中心に構造のコア(WIC)を設け天井内をダクトスペースとし最短のダクト長さで居室に給気している。給湯タンクは洗面脱衣の横に配しタンクから逃げる熱も熱源として活用。屋根断熱とし小屋裏空間(窓と開口部あり)を確保。将来利用可能とした。古澤建築との初コラボレーション物件。
設計者 | 有限会社グローブ 菊地 宏子 |
施工者 | 有限会社古澤建築 |
建設地 | 長野県北佐久郡軽井沢町 |
竣工月 | 2021年3月 |
新築/改修 | 新築 |
延床面積 | 69.35 ㎡ |
実測C値 | 0.2 ㎠/㎡ |
Ua値 | 0.232 W/㎡K |