エントリーゾーン:パッシブハウスゾーン
神奈川県伊勢原市に建つ、母、夫婦、子ども3人で暮らす住宅で、相模五社の1社である相模国三宮比々多神社の参道に面し、例大祭の際には行列の行在所としての祭事の役目を担う家となります。
建物は真南に正対し、太陽の熱と光と取り込む計画としました。
連窓のように端から端まで設けた窓は、大きなワンルームの大屋根の下を、家の隅々まで自然光で明るく満たします。1階ダイニングの南面は大開口とし、大きく張り出した屋根とウッドデッキで室内外が連続するような開放的な空間となっています。
道路に面した西側のマルシェは、祭事の際の休憩所となるほか、地域の方々との交流の場として、妻がパン教室を主宰し、味噌づくりやリース作りなどのワークショップ、こどもたちの遊び場、ダンス練習場など、さまざまな場となっています。
構造は許容応力度計算による耐震等級3、給湯はヒートポンプ給湯機、冷暖房は第一種熱交換換気の給気経路にアメニティエアコンを組み込んだ全館空調です。
『地域』とのつながりをきっかけとして、多くの方に、この包み込まれるような気持ちよさを感じてもらうことにも期待しています。
設計者 | MOCHIDA建築設備設計事務所 |
施工者 | あすなろ建築工房 |
建設地 | 神奈川県伊勢原市 |
竣工月 | 2020年10月 |
新築/改修 | 新築 |
延床面積 | 189.62 ㎡ |
実測C値 | 0.1 ㎠/㎡ |
Ua値 | 0.33 W/㎡K |