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パッシブハウスジャパンニュースレター 071号 2015年3月9日発行

▽持続可能で快適な暮らしの実現に向けて、知識と技術を探求いたします

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パッシブハウスジャパンニュースレター 071号 2015年3月9日発行

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みなさま、こんにちは。

一般社団法人パッシブハウス・ジャパン
http://www.passivehouse-japan.org
メールマガジン第71号です。

私たちは、
世界中のパッシブハウス推進団体とリアルタイムで情報を共有しながら
日本国内における健康で快適なこれからの省エネ住宅作りを推進しています。
本メールマガジンでは、海外の建築最新事情や、実践的な技術解説、
パッシブハウス・ジャパンが開催する各種セミナー・イベント情報を
お伝えいたします。
持続可能な社会の実現のために、エネルギーに依存しないゆとりある暮らしを
みなさんと共に考えていきたいと思います。

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□Contents□
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1)【パッシブハウスジャパンからのお知らせ】

2)【南半球を侮るなかれ!|代表理事 森みわ】

3)【CO2濃度の目安1000PPMの意味合い|理事 松尾和也】

4)【REFRESH!】仕事のヒント!ニュースや、本、イベントをご紹介

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1)【パッシブハウスジャパンからのお知らせ】

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1.【いよいよパッシブハウス・ジャパン5周年大会!直前情報です!】

いよいよ来週となりましたパッシブハウス・ジャパン5周年大会。当日の次第が入ったチラシ
もできあがりました。(詳細→ http://passivehouse-japan.org (PHJ))
さて、目前に迫る5周年大会で発表が決まっているトピックを事前にこっそり教えちゃ
います!!

<建てもの燃費ナビ 販売新スキーム 発表>
解析ソフト「建もの燃費ナビ」の更なる普及を目指して、新たな販売スキームが始動し
ます。小売希望価格¥12,00.000-をもとに、購入希望者が選択できるメリット
は3つ。まず、
その1、PHJ関連からのご紹介購入で10%OFFの¥108,000-となります。
さらに
その2、省エネ建築診断士セミナー受講時に同時ご購入をされると16%OFFの
¥100,000-と大変お得な設定です。
さらにさらに、
賛助会員入会と同時購入の場合は、入会2年間の継続お約束で初年度の賛助会費が減免!
工務店会員で実質¥8,000-、設計事務所会員で実質¥88,000-、特別会員で
実質¥58,000-でご購入(ただしセミナー価格との併用は出来ません)となります。
既にCADソフトをお持ちのオプション追加購入の方にも同様のメリットがご用意され
ています。これまでよりもずっとご購入しやすくなる「建もの燃費ナビ」まだご購入を
されていない方は、ぜひともご検討ください。

<建もの×省エネ健康マップ掲載で会員特典>
建物燃費ナビ解析をされて燃費証書発行となった案件は、公開されている「建もの×省
エネ健康マップ」に掲載されるのですが、なんと年間2物件発行掲載となった工務店会員
さまには、次年度の賛助会費の割引特典がつきます。詳しくは、当日発表をお楽しみに。

残席僅ながらあります!参加申込みはこちらの予約専用ページから↓↓↓
http://passivehousejapan.resv.jp (受付中!)

2.【省エネ建築診断士セミナー試験 in 札幌】

北海道支部よりご案内です。
省エネ建築診断士セミナーと試験の、札幌開催が決定いたしました!

◯開催日:
  7月16日(木) 9:30~17:00 省エネ建築診断士セミナー&筆記試験
          17:30~19:00 懇親会(セミナー会場より徒歩1~2分)
  7月17日(金) 9:30~17:00 建もの燃費ナビ実践セミナー&実技試験
◯開催場所:TKP札幌ビジネスセンター カンファレンスルーム9A
       札幌市中央区北3条西3丁目1-44 ヒューリック札幌ビル9F
       http://tkpsapporo.net/access.shtml
◯講師:森みわ/松尾和也/夏見諭
◯受講料:一般32,000円(認定試験・登録料・懇親会代込み)
     *2日目の燃費ナビ講習のみの受講は20,000円
     ☆賛助会員は上記費用の半額で受講できます☆
  1日目の筆記試験だけでなく、2日目の実技試験に合格された方は、
  ”省エネ建築診断士エキスパート”のIDカードを発行させていただきます。
○定員:80名
○申込み方法
後日、PHJ予約システムより受付いたします。
http://passivehousejapan.resv.jp/reserve/calendar.php

3.【5月19日-20日 省エネ建築診断士講座 in 広島】

本年最初の省エネ建築診断士講座は、初の開催地広島に決定いたしました!

◯開催日:
  5月19日(火)10:00~17:30 省エネ建築診断士セミナー&筆記試験
  5月20日(水) 9:30~17:00 建もの燃費ナビ実践セミナー&実技演習試験
◯開催場所: RCC文化センター(広島市中区橋本町5-11)
       http://www.rccbc.co.jp/index.html
◯講師:森みわ/松尾和也/夏見諭
◯受講料:一般32,000円
     ※2日目のみの受講の場合 20,000円
     ※今回セミナーから懇親会代も込となります!

○お申込みは、こちらから↓↓↓
 passivehousejapan.resv.jp/reserve/calendar.php (受付中!) 
※更新者は、19日の2日目セミナーのみの受講が可能です。
※1日目の筆記試験だけでなく、2日目の演習課題に合格された方は、
「省エネ建築診断士エキスパート」のIDカードを発行させていただきます。

4.【4月27日 「窓」の講習会|関東支部勉強会】

関東支部では、これまでの勉強会で取り上げた「断熱」、「換気」に続き、
パッシブハウスには欠かすことができない「窓」を取り上げます。
特別講師をお招きして、基本から上級まで窓にまつわる問題を深く掘り下げます。

第三回関東支部勉強会 テーマ「窓」
日時:4月27日(月)13時30分~17時00分(18時より懇親会)
会場:港区赤坂区民センター 第一会議室 
   http://www.akasaka-civiccenter.jp/shisetsu/access.html
講師:荒木氏(グリーンブリッジ)、宮澤氏(テクノフォルム バウテックジャパン)
 ◎勉強会 テーマ「窓」
 ◎事例報告/島田事務局長
 ◎ドイツ パッシブハウス・カンファレンス報告/森みわ
参加申し込み先:FAX 0494-75-3523 または メール daiku@ta-k.jp 担当:高橋

5.【各地勉強会の開催報告】
各地区で開催されましたパッシブハウス・ジャパンの勉強会について報告いたします。

<四国中国支部>
去る3月4日、愛媛県武道館において建物燃費ナビ+外皮計算ソフト(オプション)講
習会を開催いたしました。夏見燃費ナビアドバイザー・CPU社インストラクターを講師
としてPHJ賛助会員・省エネ診断士・一般の方含めて21名の方にご参加いただきました。
今回は建物燃費ナビ初級者の方が多かった為、午前の部は夏見講師による基礎講座、
午後より初級編プラン入力+4月から変わる改正省エネ基準の外皮計算入力について学び
ました。皆さん真剣に受講されておりました。

<九州支部>
去る2月20日、九州支部では「福岡パッシブハウス」の見学会と3年間に渡る実測データ
の報告会を行いました。当日は予定を上回り、30人あまりの方が現地を訪れました。
夕方からは場所を変えて、マグイゾベール社の長屋氏による解説とコンスタン氏のデータ報告
を行い、支部リーダー坂本氏より建設当時の事をお話いただきました。皆さんの熱気が伝わる
良い勉強会でした。

ご参加、誠にありがとうございました!また各所エリアリーダー皆様のご設営に感謝いたし
ます。是非とも継続的にご参加・開催いただき全国へ知識の普及を図りましょう。

6.【パッシブハウス・ジャパンは賛助会員を募集しています!!】

パッシブハウス・ジャパンでは、賛助会員を募集しております。
工務店、設計者、メーカー、あるいは個人など各種会員枠を設けており、当会の理念に
ご賛同いただける方に幅広くご参加いただけるようにしております。5周年の大会も
間近となりました。本年は支部の体制を新たに整えて、全国の皆様とより良い知識を
共有するためのプラットフォームを再構築いたしました。会員だけの勉強会やネット
ワークへの参加、推奨建材の斡旋サービスもご利用いただけます。
ぜひ、この機会にPHJの賛助会員として一緒に活動いたしましょう!

一緒に最先端の知識を学び、いい家造りをしましょう!
http://ow.ly/K5mH6 (PHJ)

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2)南半球を侮るなかれ! (代表理事 森みわ)

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去る2月14、15日はニュージーランドのオークランドにて、第一回南太平洋パッシ
ブハウスカンファレンスに出席して参りました。今回の出席者は5~60人程だったで
しょうか、主にニュージーランドの実務者と学生が参加しており、イギリスから3名、
カリフォルニアから1名の、パッシブハウス・エキスパートが招待されておりました。
私は招待メンバーとはほとんど面識がありましたが、ニュージーランドの取りまとめ役
の方とは今回初めてお会いする事ができました(パッシブハウス・ニュージーランドの
ウェブサイトはこちら:http://www.phinz.org.nz/)。

ニュージーランドではまず国内にある数百か所に及ぶ気象観測所のデータを分析した上
で、6つ程の特徴的な気象データを選び出し、PHPP用に変換、収録しているため、
800か所を超えるアメダスデータを全て建もの燃費ナビに収録した日本とは異なる
スタートを切っていると言えます。しかしPHPPが北半球の気象データしか理解しない
ようで、彼らは屈辱的にも自国の気象データを6か月ずらし、しかも窓の入力用に設計
図を鏡面反転させていたのです!アメリカでは実務者がkWhも平米も℃も理解しないので、
いちいち単位を変換して入力するという苦労話を聞いたことがありますが、南半球も
かなりの苦労を強いられていることを今回初めて知り、逆に日本はなんて恵まれている
のだろう!と正直感じてしまいました。

ニュージーランドでは既に数件のパッシブハウスが実現しており、今回のカンファレン
スではノミネートされた作品の表彰式も行われました。同国へのパッシブハウス上陸と
共に、当然ながらヨーロッパのトリプルガラス入りの樹脂窓や熱交換換気装置のメーカー
が進出しておりますが、メーカーはヨーロッパ仕込みの知識しか無いケースが多く、
ニュージーランドの気候に精通している実務者との間に文字通りの温度差がありました。
ですから、“この気候であれば必ずしも熱交換換気が必要かどうかは分からない”、“
南面の窓はペアガラスでも良い場合もある”といった私からのコメントはニュージー
ランドの人々にとって朗報であったようです。勿論、“南じゃなくて、北でしょ?“
という突っ込みは必ず入りましたが!それからイギリスの影響を強く受けているな、
と感じたのはニュージーランド人の暖炉へのこだわりでした。”暖炉の無い家なんて
家じゃない!”という彼らに対して、イギリスから来たエキスパートからは“イミテー
ションで良いのがあるよ、クリスマスに靴下が飾れれば良いんでしょ?”的なアドバイ
スが。建築家の私としてはイミテーション暖炉が一番恥ずかしいと思うからこそ、
バイオマスストーブの給湯への使い回しを模索している訳で、そんな解決方法もご紹介
しました。また、パッシブハウスではガス調理器なんか辞めてしまえ!という極論を
言うパッシブハウス・コンサルタントは世界中に多いのですが、今回もそのような議論
になり、“どうやったら施主にガス調理器を諦めてもらえるでしょうか?”という質疑
が会場から上がった程でした。その背景として、どうも同時給排タイプのレンジフード
がニュージーランドの市場に出回っていないという事があるようでしたが、“本格的に
料理をする人にガス調理器を禁ずることは無理だろう”という現実的な意見も出て私が
ホッとしたのもつかの間、今度は“何をもって“本格的な料理“とするか!?”でまた
意見が分かれ・・・。しまいには“ちなみに日本のパッシブハウスでは毎日中華鍋とか
使うのか?”という話に展開して流石に私も答え方に困りました・・。

現在ニュージーランドで実現しているパッシブハウスの大半は木造のパネル工法である
ため、基礎断熱の防蟻の話を私から持ち出してみたところ、実はシロアリはニュージー
ランドには生息していないそうで、オーストラリア人だけが反応しておりました(ヨー
ロッパ人には相変わらずちんぷんかんぷんな話題です!)。カンファレンス2日目の
最後には南極に建つパッシブハウス、エリザベス基地からの生中継が実現、来年の開催
地はオーストラリアのメルボルンというところまで決まって、和やかな2日間のカンファ
レンスが幕を閉じました。常夏の南半球でしたので、北向きの窓の日射遮蔽の重要性を
体感出来ただけでなく、今回沢山の方と意見交換をして気づいたのは、パッシブハウス・
ジャパンのイベントで集まる日本の実務者の議論のレベルが如何に高いかということ!
そしてその結果、パッシブハウスの概念という異物はあっという間に日本仕様に咀嚼さ
れ、吸収されてしまったということでした! 

そんな訳で若干の優越感を感じられるという意味で収穫の多かったカンファレンス参加
となりましたが、帰りの飛行機の中、たまたまディズニーの最新作、ベイマックスを
鑑賞しました。兄を失った主人公のヒロは犯人を突き止め、一時は犯人の命をも奪おう
としましたが、仲間たちに支えられ、人を決して傷つけないことを誓って引き続き戦う
というストーリー(あくまでも私の勝手な要約)ですが、正義や復讐のためには戦争や
人殺しが正当化されそうな今という時代に、このヒロと仲間たちのカッコ良さを多くの
子供たちに見せたいと心底感じました。また、若い科学者たちによる善意の発明が悪用
され、人の命よりも一部の人の利権や報復行動に利用されそうになるのを阻止したのも
やはり善意の科学者たちのアクションであったというストーリー、暴走し悪用されてい
る感のある日本の原子力技術を思わずにはいられませんでした。これは私の個人的感想
ですが、皆さんも是非親子でベイマックスを観に行かれてはいかがでしょうか?

早いものでもうじき東日本大震災から丸4年。今日からはドイツのメルケル首相が来日
しておりますが、“原子力政策に関して、日本にもドイツと同じ道を歩んでほしい“と
いうメルケル首相の想いに、私たちは何時か答えることが出来るのでしょうか?
来る3月20日のPHJ5周年記念大会では映画”日本と原発“を自主上映いたします。
日本人として絶対に目を背けてはいけない問題ですので、沢山の方のご参加をお待ちし
ております。

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3)CO2濃度の目安1000PPMの意味合い (理事 松尾和也)

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ビル管理法でCO2濃度の目安として1000PPMというのが定められています。
このことはずっと前から知ってましたが、なぜ1000PPMなのかということは漠然
としか知りませんでした。外気のCO2濃度が300PPMのときに一人一時間あたり
30立米必要というところから来ていることも知っていました。しかしそこから先の
意味合いは知りませんでした。つい最近その理由を知ることができたので書いてみたい
と思います。

そもそもビル管理法は昭和45年、今から45年も前に制定されたものです。その当時
空気質を維持するにあたり、ホルムアルデヒドを始めとする揮発性物質、体臭その他の
臭気がこもらないようにすることが換気の目的でした。(もちろんこの目的は今も同じ)
その際、あらゆる薬物がある中でCO2の濃度は測定しやすく、またどこの家でも必ず
発生していることもあり、そこから空気質の目安としてCO2が選定されたということ
らしいのです。実際、1000PPMを超えたくらいで病気になりやすくなるとか
CO2自体が有害であるとかそういったことは決してないようです。ここでまず、物質
が決まりました。次にその濃度ですが、CO2濃度が2000PPMを超えたあたりから、
明らかにVOCや臭気がきつくなることがわかってきました。普通に考えるとその結果
から2000PPMになりそうですが、実際の住宅では計測しながら換気をしているわけ
ではありません。そこで余裕率を見て半分の1000PPMが基準になった・・・
こんな単純な理由だそうです。次世代省エネ基準とかに比べたら全然おかしいとは
思いませんが、それでもこんな簡単に決められたものが単純に前例というだけで45年
も引っ張られている・・・いかにも日本らしい前例至上主義を垣間見た気がしました。

さて、実際の話に戻ります。松尾設計室にはCO2濃度計を常に見られるように置いて
います。それを見ていると1500PPMくらいならギリギリ臭気を感じずにいること
ができます。これが2000を超えてくると確実に臭気を感じ始め、2500PPMを
超えてくると誰でも確実に「臭う」という感じになります。

ですので、空気質に問題がない状態で出来る限り省エネにしようとするとCO2濃度
1500PPMあたりが目安になってもいいのかもしれません。もちろん確認申請を
通す必要があるので1時間0.5回が達成できる換気装置は必要です。しかし、実際の
運用となるとこのあたりに落とし所があるような気がしています。

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4)【 REFRESH!! 】仕事のヒント!ニュースや、本、イベントをご紹介

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東日本大震災よりまもなく4年がたちます。
パッシブハウス・ジャパンの事務局がある鎌倉には、寺社仏閣はじめ様々な宗教施設が
数多く所在しています。震災から一ヶ月後の4月11日14時46分、鶴岡八幡宮に神職だけ
でなく、市内の仏教諸宗派のお坊さん、キリスト教の牧師さんが集まり、合同で慰霊祭
が開催され黙祷を捧げました。以来、2012年は建長寺、2013年はカトリック雪ノ下
教会、2014年は鶴岡八幡宮と、宗教を超えた合同慰霊祭が毎年開催されるようになりました。
3月10日には、鎌倉の大仏さまで有名な、大仏殿・高徳院で、浄土宗、真言宗、臨済宗、
日蓮宗の僧侶が宗派を超えて東日本大震災復興祈願の法要を執り行う「万灯会」が開催
されます。

さて、こんなことは各宗教、宗派の敬虔な信者であれば「他の宗教の神様を認めること
になるなんてケシカラン」とお思いになる方がいるかもしれませんし、海外の方から
すれば驚くべきことかもしれません。
しかし、どの宗教においても、助けあうことを教えていない神様はいませんよね。
大事の前の”小事”として手を取り合う、鎌倉の宗教者の皆さまの姿は素敵じゃないですか?

さて、福島第一原発の問題を前に、TPPを前に、日本人人質事件を前にetc.
決断を下すべき人々も随分とまわりの小さなしがらみの中で暮らしているようです。
大事の前の”小事”として手を取り合う姿を見せて欲しいです。
翻ってこれは住宅業界にもいえることですよね。
特に省エネ住宅業界は小さいパイの中なのに、僅少な差異でもって派閥化している
ように見受けられます。より良い住宅の普及が社会に対して共通の使命なのですから、
ぜひとも手を取り合いましょう。

もっと前へ進むために、
自分たちで引いたボーダーを超えて行こう!

今年の復興祈願祭は北鎌倉・円覚寺です
http://www.praykamakura.org (鎌倉宗教者会議)

3月10日 大仏さまの東日本大震災復興祈願 万灯会
http://www.kotoku-in.jp/news.html (大仏殿 高徳院)

*** *** 賛助会員一覧 *** *(2015年3月9日現在)
(設計と工務店会員様は地方別・五十音順になっております。)
☆マーク・・・各地域のエリアリーダー

◎新規会員
 ・株式会社ハウゼコ(メーカー/大阪府大阪市)
 ・有限会社北の住まい建築研究者(工務店/北海道上川郡)
 ・Architecture@ism(設計/佐賀県唐津市)

【工務店会員・設計事務所会員】

<北海道>
工務店
有限会社北の住まい建築研究者(北海道上川郡)
光輝建設株式会社(北海道網走市)☆
棟晶株式会社(北海道札幌市)☆
設計事務所
鈴木彩恵(北海道札幌市)

<東北>
工務店
有限会社池田建築店(秋田県能代市)
工藤建設株式会社(岩手県奥州市)
設計事務所
株式会社家工房一級建築士事務所(青森県八戸市)
金ヶ崎建築設計舎(岩手県胆沢郡)
真建築事務所(福島県いわき市)
住まい環境プランニング(岩手県岩手郡)
有限会社西方設計(秋田県能代市)
HIRO建築設計舎(岩手県盛岡市)
ゆうき設計(岩手県盛岡市)
U建築計画(岩手県盛岡市)
有限会社渡邉武建築設計事務所(福島県郡山市)

<北関東>
工務店
エコモ株式会社(群馬県高崎市)
株式会社OKUTA(埼玉県さいたま市)
株式会社三成ホーム(栃木県真岡市)
株式会社島田材木店(茨城県石岡市)☆
高橋建築株式会社(埼玉県秩父郡)
寺山建築工房(埼玉県三郷市)
株式会社藤島建設(埼玉県川口市)
船津地産株式会社(埼玉県川口市)
大和屋株式会社(埼玉県熊谷市)
株式会社夢・建築工房(埼玉県東松山市)
設計事務所
荒木牧人建築設計事務所(埼玉県川越市)
石井正人建築設計事務所(群馬県高崎市)
堀合克巳設計事務所・ラクガキ工房(栃木県佐野市)
ほりうち設計室(埼玉県東松山市)

<南関東>
工務店
小野寺工務店(東京都調布市)
技拓株式会社(神奈川県鎌倉市)
株式会社スルガ建設(神奈川県横浜市)
セイズ株式会社(東京都葛飾区)
株式会社ラクジュ(神奈川県横浜市)
設計事務所
アーキテクトシップ(東京都三鷹市)
株式会社東設計(東京都目黒区)
アトリエ・ティー・ランド建築設計事務所(東京都江戸川区)
H2O design associates(東京都港区)☆
ACRインテリア(東京都町田市)
MA住空間設計室(東京都豊島区)
カサボン住環境設計株式会社(東京都文京区)
有限会社テクノライン(神奈川県平塚市)
森建築設計(神奈川県川崎市)

<甲信越>
工務店
グローバルハウス株式会社(山梨県中巨摩郡)
設計事務所
株式会社アルファ設計室(新潟県上越市)
株式会社大庄(新潟県長岡市)
株式会社誠設計事務所(長野県長野市)
宮澤建築設計室(長野県松本市)

<東海>
工務店
凰建設株式会社(岐阜県岐阜市)
株式会社カーサ(静岡県浜松市)
片瀬建設株式会社(静岡県焼津市)
設計事務所
梅巧房設計事務所(岐阜県揖斐郡)
KANO空感設計(愛知県岡崎市)
株式会社建築工房わたなべ(静岡県富士市)
有限会社酒井設計室(愛知県西尾市)
一級建築士事務所 さの設計室(静岡県富士市)
溝口建築設計事務所(岐阜県飛騨市)

<近畿>
工務店
株式会社イー住まい(京都府京都市)
株式会社いろどりの家(大阪府高槻市)
株式会社さつまホーム(大阪府豊中市)
株式会社中村建設(兵庫県明石市)
株式会社夏見工務店(滋賀県栗東市)
株式会社大一工務店(大阪府高槻市)
設計事務所
一級建築士事務所Eee works(大阪府枚方市)
工藤住環境設計室(兵庫県宝塚市)
株式会社グリーンサークル(奈良県橿原市)
建築設計雅(兵庫県美方郡)
竹村公作・建築ラボ(兵庫県丹波市)
ダックス建築デザイン(大阪府箕面市)
なちゅらる・さーかす(大阪府大阪市)
街角企画株式会社(大阪府大阪市)
吉岡昌一建築設計事務所(滋賀県大津市)

<中国>
工務店
ひだかや株式会社(岡山県倉敷市)
設計事務所
株式会社Keizo Architect Office(広島県広島市)
一級建築士事務所 Pleasant Design(広島県広島市)

<四国>
工務店
青木建設(徳島県徳島市)
有限会社アーキテクト工房Pure(愛媛県松山市)☆
株式会社大丸工業(香川県丸亀市)
設計事務所
cross建築設計事務所(高知県高知市)
株式会社プラン・リーブル(香川県高松市)
YuRi建築設計舎(愛媛県今治市)

<九州>
工務店
エコワークス株式会社(福岡県福岡市)
株式会社ホームラボ(福岡県久留米市)
株式会社樋渡建設(佐賀県伊万里市)
設計事務所
Architecture@ism(佐賀県唐津市)
coa設計室(福岡県福岡市)
ホームインスペクション鹿児島:茅野昌男(鹿児島県鹿児島市)
株式会社SiZE(福岡県福岡市)☆
空 設計工房(福岡県福岡市)
ラッツ・アーキテクツ株式会社(大分県大分市)

【一般会員】
ハイアス・アンド・カンパニー株式会社
株式会社シーピーユー
イーシステム株式会社 ☆

【メーカー会員】
マグ・イゾベール株式会社
日本スティーベル株式会社
Tonwerk Lausen AG
旭化成建材株式会社
D&M Rolladentechnik GmbH
Sto Japan 株式会社
ジェイベック株式会社
株式会社イケダコーポレーション
YKK AP株式会社
チャネルオリジナル株式会社
株式会社川上木材
ダウ化工株式会社
ローヤル電機株式会社
上野住宅建材株式会社
株式会社マツナガ
パナソニック株式会社
株式会社プラケン
株式会社ハウゼコ

【特別会員】
NPO法人木品協
Dotプロジェクト
IG Passivhaus Schweiz (スイスパッシブハウス振興会)
NPO法人 日本VOC測定協会
NPO法人 外断熱推進会議
NPO法人 住宅検査協会
一般社団法人G-bridge

皆様のエリアでパッシブハウス設計及びパッシブハウス建設のお手伝いが
可能なエキスパートをご紹介いたします。パッシブハウスにご関心のある
方はメールにてお問い合わせください。
メールの宛先:admin@passivehouse-japan.org

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
―――――――――――――――――――――――――――――――

【パッシブハウスジャパンニュースレター】
2015年3月9日発行(0071)

発 行:一般社団法人パッシブハウス・ジャパン
編 集:蓮見太郎
―――――――――――――――――――――――――――――――

〒248-0007
神奈川県鎌倉市大町2-2-2
TEL:0467-39-5031
http://passivehouse-japan.org

ご意見・ご要望:
admin@passivehouse-japan.org
―――――――――――――――――――――――――――――――
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