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パッシブハウスジャパンニュースレター 056号 2013年11月11日発行

▽持続可能で快適な暮らしの実現に向けて、知識と技術を探求いたします

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パッシブハウスジャパンニュースレター 056号 2013年11月11日発行

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みなさま、こんにちは。

一般社団法人パッシブハウス・ジャパン
http://www.passivehouse-japan.org
メールマガジン第56号です。

私たちは、
世界中のパッシブハウス推進団体とリアルタイムで情報を共有しながら
日本国内における健康で快適なこれからの省エネ住宅作りを推進しています。
本メールマガジンでは、海外の建築最新事情や、実践的な技術解説、
パッシブハウス・ジャパンが開催する各種セミナー・イベント情報を
お伝えいたします。
持続可能な社会の実現のために、エネルギーに依存しないゆとりある暮らしを
みなさんと共に考えていきたいと思います。

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□Contents□
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1)【パッシブハウスジャパンからのお知らせ】

2)【エイモリー・B・ロビンス博士記念講演 |代表理事 森みわ】

3)【スイスの省エネ建築家「セッツ氏」の解説による太陽光発電による電気自動車の走行距離|理事 松尾和也】

4)【REFRESH!】仕事のヒント!ニュースや、本、イベントをご紹介

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1)【パッシブハウスジャパンからのお知らせ】

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1.【残席わずか!11/29-30 省エネ建築診断士養成講座@山形エコハウス】

本年度最後となる第11回目の『省エネ建築診断士養成講座』は11月29日、
30日の二日間、山形で開催です。山形エコハウス内での実習のほか、二日目に
は代表理事・森みわと理事・松尾和也による燃費ナビセミナーなど、充実の内
容となっております。残席わずかとなっておりますので御検討中の方はお早め
にお申し込みください。お申し込み先は、直接、東北芸工大となります。

<省エネ建築診断士試験例題>
下記の暖房設備を、一次エネルギー換算で省エネ性能の高い順番に並べなさい。
 A:最新型ルームエアコン B:石油ストーブ C:高効率薪ストーブ D:電気式蓄熱暖房機

   *正解は本メールマガジンの最後です。

第11回省エネ建築診断士養成講座の詳細はこちら
http://tinyurl.com/kwogver (PHJ)

2.【PHJ会員向け連絡 PHJロゴ入りタイベックシートができました】

PHJロゴ入りのオリジナルタイベックシート(外壁用防水シート)ができあがりまし
た。工務店会員限定になりますが、ご希望の方は事務局までご連絡ください。

http://tinyurl.com/m2vv9s9 (PHJ)

3. 【「うちエコ診断」受付は年内いっぱい!冬ごもり前にどうぞ】

暖房器具の買い替えを考えていらっしゃる方、『うちエコ診断』の受診はいかがで
しょう?おすまいや暮らし方に合わせて、効率のいい器具選びや、買い替えだけで
ない冬支度のご提案をいたしますよ。診断は年内一杯となりますので、お申し込み
はお早めに!

「うちエコ診断」特設ページ 詳細&お申し込みはこちらから
http://passivehouse-japan.org/uchieco/index.html (PHJ)

4.【満席御礼!2014年1月欧州建築視察ツアー】

PHJ代表森みわと巡る『欧州建築視察ツアー』はお陰様で満席となりました。ツアー
のレポートはBLOGで写真とともにご紹介いたしますので、お楽しみに。ご参加の皆
さま、充実の(そして美食の!?)欧州ツアーをお約束します!

http://tinyurl.com/m8u5zuj (Key Architects)

5.【12月6日「ドイツ住宅カンファレンス」in 大阪】

「ドイツの省エネ・低炭素住宅先進事例パッシブハウスを研究すること」をテーマ
に、「ドイツ住宅カンファレンス」が ATC輸入住宅促進センター様主催で12月6日に
開催されます。第一部講演が森みわ、第二部講演が松尾和也と理事両名も登場しま
す。他にも盛りだくさんのないようなので、詳細をご覧くださいませ。

http://tinyurl.com/nyjkfwm (PHJ)

6.【12/20新潟・長岡 代表理事・森みわ講演】
長岡商工会議所主催の「建築セミナー2013」で、『真の省エネ住宅“パッシブ
ハウス”』と題して代表・森が講演します。
12月20日(金)15:30~17:00 長岡商工会議所 大ホール。
聴講料は無料です。詳細はこちらでご確認ください。

http://www.nagaokacci.or.jp (長岡商工会議所)

7.【11/15(金)「エコハウスの未来を考える」シンポジウム in 広島国際会議場】

11/15(金)「エコハウスの未来を考える」シンポジウム in 広島国際会議場
自立循環型住宅研究会広島支部主催のシンポジウムに理事・松尾和也が登壇します。
Forward to 1985 energy lifeの代表理事・野池政宏氏、日本エネルギーパス
協会代表理事・今泉太爾氏も参加され、大変楽しみな顔ぶれです。

詳細・お申し込みはこちらでご確認ください。
http://tinyurl.com/m66uprg (自立循環型住宅研究会広島支部)

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2)エイモリー・B・ロビンス博士記念講演 (代表理事 森みわ)

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 去る11月4日に滋賀県にて行われた“再生可能エネルギー県民シンポジウム”
では、ドイツ在住の環境ジャーナリスト村上敦さんが、ドイツのエネルギー政策の
最先端に関して、そしてエネルギーの価値についてとても分かり易くお話しされま
した。実は私、久しぶりに村上さんの話をじっくり聞きに伺ったのですが、当の本
人は人気者なのでほとんど近寄れず(笑)、なんと特別ゲストとしてお越しになっ
たエイモリー・B・ロビンス博士と直接お話しする機会に恵まれました。ご自身も
パッシブハウスに住まわれているという事で意気投合しまして標高2000メート
ルに建つご自宅の写真などいろいろと見せて頂きました。とても物静かで気さくな
博士でしたが、私の著書「図解エコハウス」の中で引用させていただいている、“電
気で熱を作るのは、電鋸でバターを切るくらい大げさ”というエイモリー博士の言
葉が大好きですとお伝えしたところ、このフレーズは結構ヒットしたみたいだね、
と嬉しそうにお答えいただきました。ここでシンポジムの参加者に向けた博士から
のメッセージを、槌屋治紀先生の通訳を引用させていただく形で皆さんにご紹介し
たいと思います。博士の英語はとても分かり易く、そして槌屋先生の日本語訳もと
てもクオリティの高いものでした。
 このような素晴らしい機会を設けてくださった滋賀県の嘉田由紀子知事及び地域
エネルギー振興室の皆さまに心よりお礼を申し上げたいと思います。
—————————–
再生可能エネルギー県民シンポジウム  エイモリー・B・ロビンス博士記念講演
(当日訳:京都エコ・エネルギー学院 学院長(工学博士)槌屋治紀 つちやはるき)

 嘉田知事、会場の皆様、この素晴らしい会議にコメントする機会をくださり、誠
にありがとうございます。
 私は滋賀県の伝統である「三方良し」のリーダーシップにあこがれています。三
方良しとは、買い手と売り手、そして社会の共通の利益のためにビジネスをするこ
とです。現代のエネルギーの選択は、三方良しのチャンスだと思います。   
 日本は化石燃料に乏しいかもしれません。しかし主要な先進国の中で日本は再生
可能エネルギーが豊かにあります。1ヘクタール当たり、日本はドイツより9倍の高
品質の再生可能エネルギーを持っていますし、ヨーロッパの3倍、または北アメリカ
の2倍に匹敵します。

 しかし日本は、電力のうち水力発電以外の再生可能エネルギー利用の割合はドイ
ツの9分の1に過ぎません。なぜ日本は豊富なエネルギー資源をわずかしか使って
いないのでしょうか?世界で最も高価なエネルギー価格を支払っているのに。その
理由は日本の電力会社が寡占状態にあり、数十年に渡って非常に大きなコストで古
い発電所を維持するなど、競争を許さないということにあります。

 これを具体的な比較で見てみましょう。3・11以後ドイツでは41%の原子力
発電所を停止しましたが、それによって失われた電力のすべてをその年のうちに代
替しました。代替された5分の3は、急速に普及した再生可能エネルギーによるも
のでした。もしこの成長を3~4年間続ければ、福島の事故以前のドイツのすべて
の原子力発電の出力を代替する程のスピードでした。

 日本はその豊富な再生可能エネルギーで代替する代わりに、高価な化石燃料の輸
入を増やすと言う全く反対の事をしてしまいました。日本の人々が不安と不適切な
電力に苦しんでいたのに、ドイツは再生可能エネルギーによる電力を隣国に輸出し
始めました。原子力が中心であるフランスにも輸出しました。日本の経済は停滞し
ていましたが、ドイツの経済はヨーロッパで最強であり続けました。世界レベルの
再生可能エネルギー機器を輸出して、38万2千人ものエネルギーにまつわる雇用を生
み出しました。日本は高い電気料金を支払い、多くのCO2を排出したのに対して、ド
イツの電力卸価格は60パーセント低下し、国内の産業は競争力を増し、経済は成
長を遂げましたが、CO2排出量は増大しませんでした。

 このような違いが生じたのは、ドイツの持つ再生エネルギーが豊かだったわけで
はなく、実はその反対でした。そしてドイツの技術者がとりわけ優秀だったわけで
も無いのです。ドイツの政策は再生可能エネルギーに送電線への公平なアクセスを
与え、競争を促進し、電力会社n独占をさせず、再生可能な発電設備の費用の3分
の2を負担するように市民や地域を促しました。昨年のドイツの電力輸出はこの
20年間で最高記録でしたが、原子力発電が占めた割合は低いものでした。

 ドイツの優れた戦略は、エネルギーをもっと効率よく使うということです。19
90年以来ドイツのGDPは37%増大しましたが、エネルギー消費は11%低下して
おりCO2排出量は26%低下しています。経済全体に渡って大きな省エネルギーが達
成されました。これに比較して日本は1970年台には世界一のエネルギー効率で
したが、日本のエネルギー効率の改善は停滞していきました。日本の産業は、11
の主要先進国中で、今でも最高の効率です。しかし産業用のコージェネレーション
システムと商業ビルの効率では第10位であり、トラックの効率は8位であり、自動
車の効率ではアメリカと並んで下から2番めでした。これは奇妙です。エネルギー
価格が高ければ効率の向上は非常に大きな利益を生み出します。例えば日本の半導
体企業の「ローム」のビルは、京都駅の近くにありますが、ビルの改修によってエ
ネルギー消費を44%削減し、その改修費用は2年で償却出来るとのことです。

 遅まきながら日本でも改革が始まっています。電力の寡占状態の崩壊は、大胆な
イニシアティブで加速されています。再生可能なエネルギーを送電網に組み込む、
フィード・イン・タリフ(FIT)の始まりです。孫正義さん(自然エネルギー財団)
がそのチャンピオンです。このシステムは新しい再生可能な電力の価格をヨーロッ
パの価格の3~4倍にして、日本の再生可能なエネルギーの価格を導入可能にしまし
た。しかしこの価格は低下し始めました。太陽光発電は携帯電話より急速に広がり、
そのスピードは日本が最も早くなっています。すでに900万kwが設置され、現在
2000万kw以上が計画されております。しかし残念な事に、多くの計画は電力会社
の妨害によって進行が遅れています。このため日本の太陽光発電は、例えばイタリ
ア国内の小さな自治体のように、法手続きがあまり複雑ではない地域に比べて成長
が遅れているのです。そして現在日本の太陽光発電は、曇の日の多いドイツの4分
の1の設置規模しかありません。風力発電は特に遅れています。電力会社は自らの
古い発電施設に対する強力な競合相手として風力発電をおそれています。日本の風
力発電協会の2050年までの達成目標は、スペインが3年前に達成した規模と同じ
に設定されています。

 多くの日本の電力会社はどう云う理由かわかりませんが、経済性のある再生可能
な電力の提案を拒絶しています。電力会社は再生可能な電力が送電網の安定性を損
なうと主張しているのです。ドイツは昨年、再生可能な電力は23%に達し、デン
マークは41%となっていますが、彼らの供給する電力は、ヨーロッパでは最も安
定した電力です。アメリカよりも10倍は安定かもしれません!スペインでは今年
の前半で48%となり、ポルトガルでは70%(8年前では17%だったのに!)
となっています。なぜでしょうか?その理由は送電の技術者が日本にはない「マジッ
ク」を知っているわけでは全く無くて、その国々の政府の政策が既存の電力会社を
犠牲にしてまでも、公平な競争を要求している事にあります。

 しかし日本も34の県知事によって支持され、日本の再生可能エネルギーと効率
の向上は大きな注目を集め、少しずつ公平な扱いを受けるようになってきています。
この改革が完全に成功すれば、日本の産業ほど急速に変化出来るものは他にないと、
世界中が知ることになるでしょう。日本の豊富な再生可能エネルギーの資源を利用
するために、公平な競争と送電網への公平なアクセスを望んでいる、嘉田知事の様
なリーダーに感謝と挨拶を送りたいと思います。

 これは、明らかに未来への道であります。2008年以降世界の発電容量の増加分の
50%は再生可能エネルギーです。水力発電を除く再生可能エネルギー、主として
太陽光と風力は昨年の増加分のうち、アメリカでは49%、ヨーロッパでは69%
を占めています。世界的に見ると8000万kwの増加であり、過去2年間の各年の私・
企業の投資のうちの25兆円を占めています。昨年の中国は原子力発電よりも大き
な電力を風力発電から生み出しています。化石燃料と原子力発電の増加分よりも水
力を除く再生可能エネルギーの増加分のほうが大きかったのです。そして今日では
世界の4つの大国のうちの3つの大国(中国・日本・ドイツ)さらにインドも原子力
発電よりも多くの電力を、水力を除く再生可能な手段から生み出しています

 さて、「日の丸」の旗を持つ偉大な日本の皆様が、エネルギーの運命を自分の手
にして、滋賀県のような地域が日本をリードするならば、日本は世界をリードする
ことが出来ると思います。例えば日本がその模範例となってリーダーシップを取り、
周辺国と共にエネルギーの急速な飛躍を共有するなら、日本史上稀にみる高度な使
命が達成できるでしょう。日本は世界全体を健全で、安全で、豊かで、公平で、クー
ルにすることでしょう。そして世界各地の全ての人々を、今日私がそう感じている
ように、幸福にして感謝の気持ちで満たすことでしょう。

ご清聴誠にありがとうございました。
エイモリー・B・ロビンス
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3)スイスの省エネ建築家「セッツ氏」の解説による太陽光発電による
  電気自動車の走行距離            (理事 松尾和也)
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 私のブログ等ではさんざんお伝えしてきましたが、11月1日から8日までフランス、
スイス、スロベニアを視察してきました。その中でスイスの省エネ建築賞を7年連続
受賞している建築家である「セッツ氏」の住宅を見学させていただきました。また、
見学と同時に氏の設計した住宅の解説を実際の計測データと共に詳細にプレゼンし
ていただきました。
 氏の設計する建築物はすべてパッシブハウスレベルです。その前提の上に太陽光
発電を大量に設置しています。現在のスイスでは現在の日本の余剰電力の買い取り
制度とは異なり、買い取り価格は普通の電気代以下にしかならないそうです。とい
うことは余った電気は売ることを考えるより、なんとか自家消費するほうが得とい
うことになります。そこで氏が実践しているのが余った余剰電力を電気自動車に蓄
電し、本来であれば自動車に使われるであろう燃料をできる限り使わなくても完結
するようにというものでした。
 ここまでであれば「日本のスマートハウスと一緒じゃん!?」という声が聞こえ
てきそうですが、そうであればわざわざ紹介することはありません。彼は実際に設
計した住宅で余った消費電力をきちんと計測しており、とある住宅では「年間
3191kwh余ったからこれは20000kmの走行距離に該当します」というような解
説をしてくださいました。
 このような解説手法は全く初めてで、非常に新鮮でかつ直感的に非常にわかりや
すいと思いました。そこで、いてもたってもいられなくなり、プレゼン途中に自分
の持っているスマホの計算機で日産のリーフの性能データを当てはめてそれが実際
に合っているのかどうかを検証してみました。
 その結果を紹介したいと思います。まず3191kwhで20000kmですが、およそ
6.3km/kwhということになります。日産のリーフはカタログ表記で蓄電池が
24kwhで228km走行可能と書いています。しかし、ネットで実際の走行距離を
見てみると135km程度しか走れないという表記がよく見られます。この数字から
計算すると5.6km/kwhとなり、誤差は12%程度となりほぼ合っていることが
確認できました。ちなみに氏の電気自動車はルノー製のセダンで日本では販売され
ていない車でした。
 もう少し紐解いてみましょう。4kwの太陽光発電の年間の発電量はおよそ4000kwh。
6.3km/kwhをかけると25200kmという答えが出ます。もちろん
これは発電した電気すべてを車に注ぎ込んだとした場合です。しかしながら、この
数字ってかなりすごいと思いませんか?1500kgもある車を地球半周分も動かすだ
けのエネルギーだということです。この感覚は私の中では想像以上のものでした。
 またこれをお金に換算してみたいと思います。最新のプリウスの実質燃費はだい
たい25km/Lくらいだと思います。レギュラーガソリンが150円/Lとすると25200km
走ったときのガソリン代は25200÷25×150=151200円です。15km/Lなら252000円
7km/Lなら540000円にもなります。
 これを電気自動車に置き換えて考えると、普通の電気代を30円/kwhとすると
25200÷6.3×30=120000円となります。これでもプリウスより-20%の燃料費となり
ます。普通はこういうことはせず、格安の深夜料金の電気代で充電するでしょうか
ら11円/kwhとして計算すると44000円となりこうなるとプリウスより-70%の
燃料費となります。
 たまたま25200kmという数字がセッツ氏から出てきたのでこの数字を元に計算し
てみましたが、奇しくもこの数字は私の車の年間走行距離とほぼ同じなのです。
 こうやって考えると私のような走行距離を走る者にとってはものすごい節約効果
があることがわかりました。とはいえ、私のように遠出が多い場合電気自動車はま
だまだ非実用的です。これらを両立させるのはプラグインハイブリッド車だけにな
りますが、今のところプリウスとアウトランダーしかありません。
 光ファイバーのつなぎがADSLであったように電気自動車と燃料電池車へのつなぎ
がプラグインハイブリッド車になることが見えてきたような気がします。

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4)【 REFRESH!! 】仕事のヒント!ニュースや、本、イベントをご紹介

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 現在、世界人口の約32%以上の人々がスラム式と呼ばれる家に住んでいるそうです。
人口がさらに増加する中、雨風をしのぐだけでなく、より健康的な住居の提供が必
要とされています。
 Abod Shelterは、4人の大人がいればわずか1日で建設可能な万能シェルター。
大量生産可能なシンプルなデザインをベースに、まるでテントを張るかのように、
平地ならどこでも設置可能。人それぞれのこだわりの形・色をカスタマイズするこ
ともできます。
 設計には途上国の住宅事情への考慮がなされており、電気を通しやすい金属で全
体が覆い、溝を両端にとりつけることで雨水を外に素早く流すことでの衛生面の向
上、さらにはこのような家をいくつも作ることで、小さなコミュニティ作りも可能
になります。できるだけ多くの方が衛生的な環境で朝を迎えられることを願ってお
ります。

Abod Shelte
http://www.abodshelters.com (Abod Shelte)
http://tinyurl.com/kxoanz5 (日本語の紹介記事 | トジョウエンジン)

*** *** 賛助会員一覧 *** *(2013.11.11現在)
(設計と工務店会員様は地方別・五十音順になっております。)
☆マーク・・・各地域のエリアリーダー

◎新規会員(申し込み順)
 ・株式会社みかんぐみ(神奈川県横浜市・設計)
 ・株式会社プラケン(メーカー)

【工務店会員・設計事務所会員】

<北海道>
工務店
光輝建設株式会社(北海道網走市)☆
棟晶株式会社(北海道札幌市)
株式会社リビングワーク(北海道札幌市)
設計事務所
鈴木彩恵(北海道札幌市)

<東北>
工務店
工藤建設株式会社(岩手県奥州市)
設計事務所
株式会社家工房一級建築士事務所(青森県八戸市)
金ヶ崎建築設計舎(岩手県胆沢郡)
真建築事務所(福島県いわき市)
住まい環境プランニング(岩手県岩手郡)
HIRO建築設計舎(岩手県盛岡市)
U建築計画(岩手県盛岡市)☆

<北関東>
工務店
エコモ株式会社(群馬県高崎市)
株式会社OKUTA(埼玉県さいたま市)
株式会社島田材木店(茨城県石岡市)☆
高橋建築株式会社(埼玉県秩父郡)☆
株式会社藤島建設(埼玉県川口市)
船津地産株式会社(埼玉県川口市)
大和屋株式会社(埼玉県熊谷市)
株式会社夢・建築工房(埼玉県東松山市)
設計事務所
石井正人建築設計事務所(群馬県高崎市)
星野建築(埼玉県上尾市)
堀合克巳設計事務所・ラクガキ工房(栃木県佐野市)
ほりうち設計室(埼玉県東松山市)

<南関東>
工務店
技拓株式会社(神奈川県鎌倉市)
株式会社建築舎(東京都八王子市)
株式会社スルガ建設(神奈川県横浜市)
セイズ株式会社(東京都葛飾区)
株式会社ラクジュ(神奈川県横浜市)
設計事務所
アーキテクトシップ(東京都三鷹市)
株式会社東設計(東京都目黒区)
アトリエ・ティー・ランド建築設計事務所(東京都江戸川区)
H2O design associates(東京都港区)
ACRインテリア(東京都町田市)
MA住空間設計室(東京都豊島区)
カサボン住環境設計株式会社(東京都文京区)
有限会社テクノライン(神奈川県平塚市)
森建築設計(神奈川県川崎市)

<北陸>
工務店
株式会社三栄ハウジング(福井県福井市)

<甲信越>
工務店
グローバルハウス株式会社(山梨県中巨摩郡)
設計事務所
株式会社アルファ設計室(新潟県上越市)
株式会社大庄(新潟県長岡市)
株式会社誠設計事務所(長野県長野市)

<東海>
工務店
株式会社カーサ(静岡県浜松市)
片瀬建設株式会社(静岡県焼津市)
設計事務所
梅巧房設計事務所(岐阜県揖斐郡)
KANO空感設計(愛知県岡崎市)
株式会社建築工房わたなべ(静岡県富士市)
有限会社酒井設計室(愛知県西尾市)
一級建築士事務所 さの設計室(静岡県富士市)
清水建築設計室(静岡県静岡市)
溝口建築設計事務所(岐阜県飛騨市)

<近畿>
工務店
株式会社イー住まい(京都府京都市)
株式会社いろどりの家(大阪府高槻市)
株式会社さつまホーム(大阪府豊中市)
株式会社中村建設(兵庫県明石市)
株式会社夏見工務店(滋賀県栗東市)
株式会社大一工務店(大阪府高槻市)
設計事務所
工藤住環境設計室(兵庫県宝塚市)
株式会社グリーンサークル(奈良県橿原市)☆
建築設計雅(兵庫県美方郡)
高橋空間工房(大阪府大阪市)
竹村公作・建築ラボ(兵庫県丹波市)
ダックス建築デザイン(大阪府箕面市)
なちゅらる・さーかす(大阪府大阪市)
街角企画株式会社(大阪府大阪市)
吉岡昌一建築設計事務所(滋賀県大津市)

<中国>
工務店
ひだかや株式会社(岡山県倉敷市)
株式会社ライフステージ(広島県福山市)
設計事務所
株式会社Keizo Architect Office(広島県広島市)
一級建築士事務所 Pleasant Design(広島県広島市)

<四国>
工務店
株式会社アイシーホーム(徳島県徳島市)
有限会社アーキテクト工房Pure(愛媛県松山市)☆
株式会社大丸工業(香川県丸亀市)
設計事務所
cross建築設計事務所(高知県高知市)
株式会社プラン・リーブル(香川県高松市)
YuRi建築設計舎(愛媛県今治市)

<九州>
工務店
株式会社ホームラボ(福岡県久留米市)
株式会社樋渡建設(佐賀県伊万里市)
設計事務所
coa設計室(福岡県福岡市)
ホームインスペクション鹿児島:茅野昌男(鹿児島県鹿児島市)
株式会社SiZE(福岡県福岡市)☆
空 設計工房(福岡県福岡市)
ラッツ・アーキテクツ株式会社(大分県大分市)

【一般会員】
ハイアス・アンド・カンパニー株式会社
ダブルスネットワーク株式会社
株式会社シーピーユー

【メーカー会員】
マグ・イゾベール株式会社
日本スティーベル株式会社
Tonwerk Lausen AG
旭化成建材株式会社
株式会社テクノフォルムバウテックジャパン
D&M Rolladentechnik GmbH
Sto Japan 株式会社
ジェイベック株式会社
株式会社イケダコーポレーション
YKK AP株式会社
チャネルオリジナル株式会社
株式会社川上木材
ダウ化工株式会社
飯田ウッドワークシステム株式会社
ローヤル電機株式会社
上野住宅建材株式会社
株式会社マツナガ
パナソニック株式会社

【特別会員】
NPO法人木品協
Dotプロジェクト
IG Passivhaus Schweiz (スイスパッシブハウス振興会)
NPO法人 日本VOC測定協会
NPO法人 外断熱推進会議
NPO法人 住宅検査協会

皆様のエリアでパッシブハウス設計及びパッシブハウス建設のお手伝いが
可能なエキスパートをご紹介いたします。パッシブハウスにご関心のある
方はメールにてお問い合わせください。
メールの宛先:admin@passivehouse-japan.org
—
<省エネ建築診断士試験例題>
答え: C-A-B-D

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
―――――――――――――――――――――――――――――――

【パッシブハウスジャパンニュースレター】
2013年11月11日発行(0056)

発 行:一般社団法人パッシブハウス・ジャパン
編 集:蓮見太郎
―――――――――――――――――――――――――――――――

〒248-0006
神奈川県鎌倉市小町1-11-11
TEL:0467-39-5031
http://passivehouse-japan.org

ご意見・ご要望:
admin@passivehouse-japan.org
―――――――――――――――――――――――――――――――
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