パッシブハウスジャパンニュースレター 019号 2010年11月22日発行
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パッシブハウスジャパンニュースレター 019号 2010年11月22日発行
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みなさま、こんにちは。
非営利型一般社団法人パッシブハウス・ジャパン
http://www.passivehouse-japan.org
メールマガジン第19号です。
私たちは、
ドイツのパッシブハウス研究所と連携し、
世界中のパッシブハウス関連団体と幅広く知識・技術の共有を重ね、
日本及びアジア圏での住宅性能の強化を目指します。
本メールマガジンでは、海外の建築最新事情や、実践的な技術解説、
パッシブハウス・ジャパンが開催する各種セミナー・イベント情報を
お伝えいたします。
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□Contents□
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1)【リーズナブルな答えをさがして 代表理事 森みわ】
2)【ドイツ、スイス、オーストリアのパッシブハウスツアーを終えて
理事 松尾和也】
3)【パッシブハウスジャパンからのお知らせ】
4)【賛助会員からのメッセージ】
Tonwerk Lausen AG(トーンヴェルク・ラウゼン)の
日本総代理店「青い空」からのメッセージ
5)【賛助会員紹介】
登録いただいた企業様を紹介します
6)【REFRESH!】
仕事のヒント!ニュースや、本、イベントをご紹介
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1)リーズナブルな答えをさがして (代表理事 森 みわ)
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11月11日から18日まで、ドイツ・オーストリア・スイスを巡り、
最新のパッシブハウス事例やバイオマス利用に関する視察をしてまい
りました。
ダルムシュタットのパッシブハウス研究所では、ファイスト博士をは
じめとする研究所のスタッフに講演していただき、PHJと共に進め
ている温暖地域でのパッシブハウス・デザインの追求への彼らの大き
な関心を再確認することが出来ました。
私にとって印象的だったお話はやはり、”物理学は万国共通、でも建
築の解は地域ごとに様々”という部分だったでしょうか。
その国の法規や建築様式、気候風土に合わせたパッシブハウスをリー
ズナブルかつアフォーダブルな価格で実現すること、そのための国際
ネットワークであるIPHA(International Passive House Association)
が、現在動き始めています。
さて、リーズナブルといえば、今回の視察先には、沢山のリーズナブル
な建材で建てられたリーズナブルな省エネ建築がありました。
reasonableという言葉は本来、説明(reason)が付く、すなわち納得が
行くという意味ですから、reasonable priceな家は、その性能に対して
納得のいく価格であるという意味で、ローコストな家とは意味合いが違
います。良質な家が、リーズナブルな価格で普及すれば、中古市場も含
めた住宅ストックが少しずつ良質なものに変化していきます。目指すは
ローコストの家づくりではなく、リーズナブル、アフォーダブルな家づ
くりです。
カーボンニュートラルを目指すEUで、大きな注目を集めるバイオマス
利用ですが、これをリーズナブルにするための仕組み作りが進む、オー
ストリアのフォアアルベルク州にも今回の視察で訪れました。
フォアアルベルク州の森林課の担当者の話では、この地方は山の斜面が
非常にきつく、丸太をケーブルで吊って山から下ろさなくてはならない
ため、平野部と比べて非常にハンデが大きいということでした。日本の
どこかで耳にするような話ですね?
それでも彼らは1立米当たり35ユーロで山出しし、70ユーロで販売
して利益を上げている、というコメントが非常に印象的でした。
平野部では1立米当たりの山出しが17ユーロだそうですから、確かに
ハンデはありますね。そこでフォアアルベルク州は縮小していった木材
の需要を再び増大させるために、木造推進のPR活動を始めます。
美しい木造建築に賞を与える、”ホルツバウ・プライス”や、伝統と新
しいデザインを融合するための大工職人向けの研修会を開き、山を離れ
て都市に暮らす森林所有者(アーバン・オーナー)に森林管理のサービ
スを展開する、エネルギー源をバイオマスに切り替えていく、といった
様々な工夫によって、ここ数年着実に木材の消費量が増えています。
日本もそろそろ目の前に転がっている自国の資源に目を向けたらどうだ
い?と今回の視察で出会った何人かの案内者が口にしました。
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2)ドイツ、スイス、オーストリアのパッシブハウスツアーを終えて
(理事 松尾和也)
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森代表と共に昨年に引き続き総勢25名でパッシブハウスツアーに参加し
てきました。現地6日の行程でしたが、昨年行った場所とはほとんど重な
っていなかったので2度目でありながら、改めて学ぶことが多いツアーと
なりました。また、今回のツアーでは前半の2日間は住宅評論家の南雄三
先生の一行も同一行動でした。(こちらも25名だったので合計50名の
大団体でした)
今回はこのツアーで「目から鱗」だった点について紹介してみたいと思い
ます。
まずは混構造について。ドイツの集合住宅では内部の壁や床はRC造で作
っておいて外皮にあたる部分だけは木造というパターンが存在します。こ
れは外皮を木造にすることによって壁の厚さをできるだけ薄くしながら最
大限の効果を狙うことが理由だそうです。当然ながら日本ではあり得ない
構造です。
次にEUが建築部門の省CO2化に非常に熱心な理由として、全館暖房が
当たり前という背景があるということです。暖房エネルギーの消費量が寒
さを我慢しながら暮らしている日本に比べるとはるかに大きかったのは事
実です。だからこそ外皮の性能強化に徹底的にこだわったように思います。
もちろんパッシブハウスレベルになると全館暖房を行っても「日本の寒さ
を我慢する家」より暖房エネルギーは小さくなっています。
また、ほんの少しのエネルギーも無駄にしないという姿勢にも驚かされま
す。例えば24時間の熱交換換気システムですが、元々交換率90%前後の
超高効率型が採用されているにも関わらず、居室内に人感センサーが設置
され、人がいないときにはその作動を停止したりするもの。
(学校にて)ペレットストーブで暖房をするだけではなく、余った熱でお
湯を作ってパネルヒーティングに回す。等々です。
日本では便器の蓋が勝手に開いたり、音楽が流れたりといったところは必
要以上に余計な機能がついています。しかしながら、ここで紹介したよう
な実質的な意味で徹底的なこだわりのある建材は少ないように思います。
細やかな工夫が得意な日本人ですが、木を見て森を見ずというか、優先順
位を間違っているというか、非常に惜しい気がしました。
スマートグリッドや燃料電池もいいですが、もっとローテクで安価にエネ
ルギーを減らす工夫があるのにそれをやらないのは、「大手メーカーが儲
けにならないことは普及しにくい」というのが最大の理由であるとしか思
えないのは私だけでしょうか。
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3)パッシブハウスジャパンからのお知らせ
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今回は第19回を迎えましたPHJのメールマガジンですが、おかげ様
で購読者数が1200人を超えました。
今後、より充実したコンテンツでお届けするために、来年1月より、
メールマガジンがPHJ賛助会員向けと一般購読者向けに分かれること
になる予定ですので、これまでのメールマガジンが難しすぎた方も、逆
に物足りなかったも、どうぞ来年からのメールマガジンにご期待くださ
い。
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4)【賛助会員からのメッセージ】
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メーカー会員のTonwerk
Lausen AG(トーンヴェルク・ラウゼン)
の日本総代理店である「青い空」の小川厳鐡さんからのメッセージは
今回で最終回です。
4)パッシブハウスとT-LINEeco2(スイスでのミネギーハウスでの体験)
前回T-LINEeco2についての新しい機能について少しだけ触れさせていた
だきましたが、今回は更に詳しくお話させていただき、私がスイスで体
験してきた低エネルギーハウス(ミネギー)でのトーンヴェルク・スト
ーブでの使用感をお話させていただきます。
実はT-LINEeco2の開発は、トーンヴェルク・ラウゼンのメインマーケッ
トであるドイツの建築基準が昨年変更になり、パッシブハウスのような
低エネルギー住宅では、気密と、ドアー閉鎖の問題で、今までの薪スト
ーブが使えなくなったからです。
そこでその基準に叶うストーブの開発が必要に迫られ、トーンヴェルク
ストーブの中で唯一薪を寝かして燃やすTOPOLINOを改良し、世界で始め
てドイツ建設技術研究所の基準に叶った蓄熱型薪ストーブを作ることに
成功しました。
そしてトーンヴェルク・ラウゼンの開発魂は、ただ単に基準をクリアー
できるだけの商品でなく、今までにない世界で初の技術を開発した画期
的なストーブとして誕生しました。
T-LINEeco2の持つ特徴は、
1、気密性に優れていること。
2、ドアーの自動閉鎖システムとロック。
3、燃焼空気の自動調整機能を付けたこと。
でした。
気密性に優れていることと、ドアーの自動閉鎖システムとロックは、快
適性と安全性が約束されます。
そしてこのシステムは、機械換気設備を用いた負圧になりうる環境にお
いて、外気の新鮮な空気をストーブに直接供給して燃焼される(外気供
給)、ドイツ建設技術研究所(DIBt)による条件を満たしています。
またサーモメカニカル制御により自動閉鎖する空気供給弁(機械式の為
電気は必要としません)が、過剰な空気供給を抑え、燃焼に必要な最小
限の空気を供給する為、最も理想的な燃焼を実現し、燃焼温度は高温に
なります。その結果、冷却損失を最小化し、効率とエネルギー獲得を最
大にします。更にエネルギー獲得量は20%増えます。また高温で燃焼させ
ることは、大気汚染物質の削減をも意味します。
トーンヴェルク・ラウゼン社によって開発されたハイレベルな自動空気
供給弁機能は、常に最適な空気量に調整し、熾燃焼が終了した時に閉じ
られます。燃焼後、空気の供給をストップさせる意味は、ストーブの急
速な冷却を防ぎ、エネルギーの損失や、高いCO排出量を避けることがで
きます。
そして薪を立てて燃やす(トップダウン燃焼)こともこのことに一役駆
っており、蓄熱容量の最大化に於いても貢献しています。
T-LINEeco2には外見上、どこを探しても空気調節を行う為の装置が見つ
かりません。
それは全て自動化されたために、調整はお客様には必要なく、シンプル
なビジュアルに仕上げることが出来ました。そしてこのシステムが間違
った空気調整と、それが原因となる大気汚染物質の排出量の問題から、
ユーザーは解放されます。
T-LINEeco2の使い方はシンプルです。
一回の薪の投入は6kgの薪を朝と晩、つまり一日12kgの薪を供給する
ことによって、T-LINEeco2は、快適さを感じるレベルでの熱を継続的に
供給します。平均的な熱出力は1.5~1.7kWで、24時間に渡る熱の獲得
量は40kWhになります。これは現代的な住宅建設の熱源としては理想
的です。また持続的な熱需要を必要とする住宅に於いては、薪の補充回
数を増やすことによって、快適な暖房が実現できます。
薪の補充回数が少ないということは、耐用年数を長くします。私の知る
限りトーンヴェルク・ストーブ程、安心して長く使える薪ストーブは他
に例がありません。
その証拠に、私が2002年に最初に日本に持ち込んだ
T-ONE SWINGは、ガスケットなどの消耗パーツを一度も交換
していません。これから先まだ何年も使っていけることを想像すること
は難しくありません。
私は今年の3月末、スイスのミネギーハウスでトーンヴェルク・ストーブ
を使用しているお客様のご家庭と、蓄熱型ストーブを御使用になっている
別のミネギーと、御使用になっていないミネギーPのご家庭を訪問するこ
とが出来ました。
ミネギーハウスでトーンヴェルク・ストーブを使用しているお客様の地
域は、私が訪れた時はまだ肌寒く、コートが手放せない気候でしたが、
家の中は、ほのぼのとした温かさに包まれていました。ストーブを見る
と火は入っていません。奥様と話をすると、着火から20時間ほど経過し
ているとのこと。ストーブの表面は30℃~40℃。この時期であれば、日
1回の燃焼で24時間快適に過ごせることを意味しています。別のミネギ
ーPでは、悩んだ末、過剰設備になることを恐れてトーンヴェルク・スト
ーブの導入をされませんでしたが、その心配は必要ないと思いました。
トーンヴェルク・ストーブは熱を一旦蓄熱体に吸収させてから、その熱
を長時間にかけて放熱しますので、クラッディング(蓄熱パネル)から
出される熱は、非常に優しく、熱すぎると感じることはありません。こ
の御客様の御家庭のように、むしろ太陽の陽だまりに包まれているよう
な心地良さがあり、これが正に『熱の品質』の正体であると感じること
が出来ます。
トーンヴェルク・ストーブはミネギーハウスやパッシブハウスのような
住宅で使用されても、オーヴァーヒートを感じず、心地良く快適な熱を
供給する、優れた蓄熱型ストーブであることを、再認識しました。そし
パッシブハウスやミネギー、ミネギーPのような高水準の住宅が、日本
でも広まっていく予感を強く感じています。
これらを好む本物志向の人達にとってそれはかけがえのない財産となっ
ていくに違いありません。そしてその脇にはトーンヴェルク・ストーブ
が冬の寒い気が重くなるような日にでも、居心地の良い本物のリラクゼ
ーションを私達に与えてくれることが出来ると確信しています。
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5)【賛助会員紹介】
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ご登録いただいた賛助会員の皆様をご紹介します。
◎新規会員
株式会社SiZE(設計)
<工務店会員>
株式会社島田材木店
株式会社HORI建築
株式会社セイズインターナショナル
株式会社アイシーホーム
高橋建築株式会社
株式会社OKUTA
棟晶株式会社
光輝建設株式会社
株式会社五感工房
エコモ株式会社
有限会社アーキテクト工房Pure
株式会社カーサ
株式会社ラクジュ
イー住まい有限会社
<設計事務所会員>
植田優建築工房
株式会社建築工房わたなべ
溝口建築設計事務所
都建築設計室
空設計工房
真建築事務所
なちゅらる・さーかす
H2O design associates
株式会社プランニング・ジャパン
空間工房/上岡直樹
株式会社大庄
HIRO建築設計舎
株式会社グリーンサークル
WORDS建築事務所
グローブホームビルド株式会社
ダックス建築デザイン
<メーカー会員>
マグ・イゾベール株式会社
日本スティーベル株式会社
Tonwerk Lausen AG
旭化成建材株式会社
株式会社テクノフォルムバウテックジャパン
株式会社ディンプレックスジャパン
<一般会員>
ハイアス・アンド・カンパニー株式会社
<特別会員>
NPO法人木品協
Dotプロジェクト
NPO法人新木造住宅技術研究協議会
IG Passivhaus Schweiz(スイスパッシブハウス振興会)
NPO法人日本VOC測定協会
NPO法人外断熱推進会議
賛助会員へのご興味のある方、詳細はこちらからどうぞ
http://phj.zz.tc/member
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6)REFRESH!!
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このコーナーでは、建築業界の話題からは少し外れた、
けれども仕事のアイデアを広げてくれるような、
そんな情報を紹介していきます。
先週はPHJの理事二人がヨーロッパ視察に行ってしまったため、
事務局は静かな週となりました。視察先では天気が崩れたことが
あったそうですが、ツアー参加者はほぼ全員、折りたたみ傘を隠
し持っていたとのこと。
皆さん用意周到で素晴らしいですね。ところが・・。
私のうちでは、以前大学院生の留学生のホームステイの受け入れをし
ていました。
そのうちの一人で、カナダからやってきたジェフが、一通り日本での
研究生活を終えて再び帰国前に私のうちに来た時に私に言いました。
「どうして日本人は雨の時に傘をさすの?傘が多くて道が狭くなり歩
きづらいのに!」
・・・・雨の時に傘ささずに、いつさすんだよ!と私は心の中でつっ
こみましたが、よくよく聞いてみると、カナダではほとんどの人がカ
ッパを着用するのだそうです。
確かにカッパは身につけているので、どこかに置き忘れることもあま
りなさそうですよね。
日本の傘の消費量は世界の中でダントツ1位で、年間なんと1億3000万
本だそうです!風の強い日の翌日の街角では、そこここで無残にこわ
れたビニール傘が目につきますよね。そのビニール傘が消費量の7割
を占めているそうです。
そんな傘業界でも、やっとエコに着目した商品がでてきました。
ムーンバット株式会社が世界初の「環境配慮エコフレンドリー設計傘
パラソル”エコ・デ”」を開発。傘の三大パーツである、生地・骨・
手元が簡単に分解、素早く修理ができ、将来的にはパーツを再利用で
きるようになるそうです。
また専用ハンドルは色々選べ、自由の女神やマトリョーシカなど、な
かなか他では見られないようなかわいいものがたくさんあります。
http://www.moonbat.co.jp/ecode/index.html
個性的で愛着のある傘はきっと簡単には置き忘れられなくなるはずで
すし、修理も簡単となれば使い捨ても減り、消費量もきっと少なくな
るでしょう。
使い捨ての時代はもう終わっていることは周知の事実です。
日本が世界でまれなほど傘を多用する文化ならば、そこでも独自のエ
コをうみだしていきたいですよね。
—
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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次回は、2010年12月13日(月)配信予定です。
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【パッシブハウスジャパンニュースレター】
2010年11月22日発行(0019)
発 行:一般社団法人パッシブハウス・ジャパン
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〒248-0006
神奈川県鎌倉市小町1-11-11
TEL:0467-39-5031
http://www.passivehouse-japan.org
ご意見・ご要望:
info@passivehouse-japan.org
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