ニュースレター 2021年7月号コラム

パッシブハウス・ジャパンでは月に一度のニュースレターを発行しております。

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『 からだの健康と人生のプライオリティ

パッシブハウス・ジャパン理事  竹内  昌義

 

 

今日のメルマガの話題は、真の健康と幸福の話をします。少し、宗教っぽいイメージを持たれるかもしれませんが、あんまり関係ありません。街中でヨガなどと並んで、「ピラティス」という看板を見たことがある人がいるかもしれません。wikipedia で調べると以下のように書かれています。

ピラティス・メソッドは、ジョセフ・H・ピラティスによって20世紀前半に真の健康と幸福を手に入れるために提唱された身体調整法である。現在では、アメリカ、ドイツ、イギリス、日本など 世界中に広まっている。ジョーは、自身のメソッドを「コントロロジー」と名付けており、単なるエクササイズとは違う「全身の細かな筋肉と精神を自分自身でコントロールするための学問」と呼んでいた。彼のこのメソッドは、捕虜として捉えられたマン島でのリハビリで効果を発揮し、拘留者に教えたところ、怪我のリハビリに効果的、また当時流行したスペイン風邪にも負けない免疫の強い体となったことで評判となった。

胸式呼吸をしながら、背骨や骨盤、肩甲骨などの関節を伸ばし、しなやかにすることで体のバランスを保つメソッドです。ヨガとは呼吸法が違い、大きな負荷はかけませんが、インナーマッスルを鍛えるのが目的の一つになります。サッカーの長友選手や、女優の石田ゆり子さんがやっていることでも知られていますが、いわゆる筋トレではありません。それでおもしろいのが、その運動を通して、こころの安定を得ようというスタンスです。かくいう私もコロナ禍のコンディショニングのために、犬の散歩だけでは物足らず、妻がやっているピラティスの教室に通い始めました。基本的なマットのトレーニングしかやってませんが、なかなかおもしろいです。ある意味でものすごく東洋的な部分を取り入れた西洋のフィジカルトレーニングという感じです。男子比率は限りなく少ないのですが、同じような男子もちらほらいます。ここで言いたいのは、筋肉のことを筋肉の問題だけでなく、呼吸とか、免疫とかまで色々広げてやっていくことがすごく東洋的だなあと思っています。その目的は体を自然の状態に戻すこと。インストラクターの子が、ライザップとの違いを、ライザップは現象にフォーカスするので、減量が終わったらまた太ってしまうのに対し、ピラティスは心と体の健康なので、長持ちすると説明されることもよく理解できます。目指しているのが、単なる体の筋肉量ではなく、状態であることなんですね。

さて、この話を書こうと思ったのは、昨日、新建ハウジングの公開取材で、森さんがプライオリティの話をされたのを聞いて、はっと気づかされることがあったからです。「Lazyなドイツ人が大切なことだとわかっていて、面倒臭い建物のエネルギー計算をする。でも、うちに帰って家族と過ごすために残業はしない。」そこには、プライオリティ(優先順位)というものがあって、取捨選択があるというわけですね。「何のために」というのが明確化されていると思ったわけです。私などがよくあるのが、おもしろそうな仕事をしようとどんどん仕事を増やしてしまう傾向にあるのですが、「時々、待てよ。何やっているんだ。」と思うことがあります。時々、立ち止まってこれって何のためにやっているのか、逆にこれは辞めてもいいんじゃないかと考えるということが今求められているような気がします。いかに多くのことをやるかではなく、如何に容量よくやるかということですね。どちらにも共通しているのは、時間は無限ではないということ。人生は短い。その中でやるべきこと、やらないこと選んで、要らないことは捨てること。そうすると心がシェイプアップされて、本質が見えてくるのかもしれません。プライオリティ(優先順位)大事だと思います。 週末にでも見直してみましょう。