葉山・傾斜地の家

  • 意匠賞:葉山・傾斜地の家/設計:エイチ・ツー・オーデザインアソシエイツ 施工:大同工業

葉山・傾斜地の家

年間暖房負荷: 34.34kWh/㎡a

海岸から2km程度の小高い傾斜地に建つ木造の週末住宅(将来的には終の栖)である。施主(60代夫妻)は南・西側の絶景の眺望を生かすことを優先した設計を熱望された。敷地は南西方向に相模湾(海岸から2Km程度)を望めるが、常に海風が吹いていて、悪天候の折には海岸方向から猛烈な風雨が吹きつけるという環境にある。
冬場は南・西側の日射を室内へ取り込み、夏場は深い軒で遮るが、窓外部での備えも必要と思われた。強風の影響と西側の美しいサンセット・富士山を見たいという施主の要望を考慮して、当面は既存落葉樹による緑陰に期待して生活を始めてから外部の対策を検討することとした。
地盤が擁壁を含む傾斜地であることから住宅部分は杭基礎を採用して1階床での断熱とした。テラス部分は縁を切って鉄骨造としている。落ち着いた佇まいとなるよう屋根は敷地と傾斜を合わせて南・西面の片流れとし、内部は傾斜天井とした。換気ダクトは2階傾斜天井と1階床断熱という条件から2階床下の懐に全て納めた。中間期には窓からの自然の風が家の中を吹き渡り、多彩な景色が楽しめる快適な丘の上の栖である。

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設計者: 有限会社エイチ・ツー・オーデザインアソシエイツ
施工者: 大同工業株式会社
建設地(都道府県・市区町村): 神奈川県三浦郡葉山町
竣工年月(西暦・月): 2016年4月
新築/改修: 新築
延床面積: 154.8㎡
工法・規模: 木造在来軸組工法 2階建
実測 C 値: 0.41
Q値: 1.29
Ua 値: 0.46
カテゴリー選択: パッシブハウス・ジャパン推奨ゾーン
総工費: 6500万円

【  断熱仕様  】
屋根: ガルバニウム鋼板竪ハゼ葺き、高性能グラスウール35K吹き込みt=295mm
外壁: 杉縁甲板張りt=15保護塗装塗り、高性能グラスウール16Kt=120mm+55mm
基礎または床: 床:磁器タイル張り148×600 t=10、高性能グラスウール24Kt=120mm+ポリスチレンB3t=45mm
基礎立上り: RC造モルタル仕上げ
窓: 高性能木製サッシトリプルガラス(NORD)U値=1.2
玄関ドア: 木製断熱ドア U値=0.9

【  設備仕様  】
暖房: 薪ストーブ・ヒートポンプエアコン・ヒートポンプ温水パネル
冷房: ヒートポンプエアコン
給湯: ガス給湯器
換気: 第1種熱交換換気装置(スチーベル社製)顕熱タイプ
照明器具: LED照明
調理: ガス調理器
その他再生可能エネルギーなど:

葉山の家

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