大間の家

  • パッシブハウス部門 優秀賞:大間の家/設計:キーアーキテクツ 施工:アーキテクト工房pure

大間の家

年間暖房負荷: 12.92kWh/㎡a

大間の家の計画地は、のどかな田園風景が三方に広がりその先には山脈を眺め、ただ素直に南を向いていた。ここで究極のパッシブデザインが成立しなければ、一体日本中のどこで成立するのだろうか、という大きなプレッシャーもあった。
北国の家は、冬の事を考えて設計すれば良いが、この地域ではそうはいかない。
基礎外断熱厚みは、夏と冬のバランス設計の結果、これまでの100mmから50mmに削減された。南に深く張り出した庇でも対処出来ない夏の日射は、開口部のガラス間に内蔵されたブラインドで遮蔽する。
全熱交換型の一種換気の採用に加えて、全ての居室が土壁に接するよう、UA値を犠牲にして東西面の外壁に厚さ40mmの土を塗った。大間の家の外壁は、気密シートを使っていない。
アイランドキッチンに内蔵された薪調理器が、この家の心臓部だ。冬は日暮れになると、このストーブに火が灯され、煮炊きをしながら家族の入浴のためのお湯が沸く。北側に配置された脱衣室のタイル床やトイレの土壁にも温水が送られ、高齢者にも優しい水回りの環境を確保する。
これから始まるこの家族のライフスタイルが、この国に暮らす多くの人に強いメッセージを放ちますように!

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設計者: キーアーキテクツ株式会社
施工者: 有限会社アーキテクト工房Pure
建設地(都道府県・市区町村): 愛媛県伊予郡松前町大間
竣工年月(西暦・月): 2016年10月
新築/改修: 新築
延床面積: 154.84㎡
工法・規模: 木造2階建て
実測 C 値: 0.15
Q値: 1.08
Ua 値: 0.258
総工費: 4500万円

【  断熱仕様  】
屋根: ウッドファイバー 300mm
外壁: ウッドファイバー 80mm+120mm+土壁40mm
基礎または床: EPS 50mm
基礎立上り: EPS 100mm
窓: UNILUX:木製トリプル&ペア+ブラインド
玄関ドア: UNILUX:木製トリプル

【  設備仕様  】
暖房: 薪ストーブ、床下放熱器、床暖房、壁暖房
冷房: 床置きエアコン
給湯: 太陽熱温水器+薪ストーブ+エコジョーズ
換気: 第一種熱交換換気 Focus200 (全熱型)
照明器具: LED
調理: 薪調理器+ガスコンロ
その他再生可能エネルギーなど: 太陽光発電5.4kW

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