第3回北陸エリア勉強会 開催レポート

「熊本地震現地調査報告&構造塾講座」

講師:株式会社M’s(エムズ)構造設計 佐藤 実
開催日:2016年10月7日

参加者の声:

今回は構造設計の専門のM’s構造設計佐藤先生より、 午前は、熊本地震の現地報告、午後は構造設計の基本に付いて一日講義をしていただきました。
熊本地震に関しては、9日間益城町に通い色んな条件での倒壊原因についてのお話。グーグルマップを利用し、地震前と発生後で 同じアングルでの写真で被害状況を見る事が出来るのが一つ発見。
古い木造住宅、 築年数が浅い木造住宅、壁の配置バランスが悪い旧耐震基準の建物、地盤被害、擁壁被害、軟弱地盤、液状化被害それぞれについての原因分析は興味深く伺う事ができました。 又、今回の地震は4月14日に震度7の地震が有り、建物の多くが持ちこたえた ものの接合部などが大きくゆるんだ所へ16日の本震が起き、倒壊に及んだ、今までにない形の地震であったことが被害を大きくした原因だそうです。

また、筋かいが同じ方向に1本づつしか入っていないような意味も考えずに建て られている住宅もみられたそうです。(もちろん倒壊) しかし、構造計算された建物の被害は少なかったそうで、今後は構造計算をきちんと踏まえ、耐震等級3は必要条件ですねと言うことでした。 午後は、構造設計の基本
1、四号建築物の仕様規定
・壁量計算 ・壁の配置バランス(四分割法)
2、地盤・基礎・上部構造三位一体の設計
3、吹き抜けやスキップフロアー、勾配天井を設ける時のポイントなど
今後、自然災害も巨大化していく中で、先ずは、地盤のしっかりした場所を選んで建てることの重要性。
又省エネ住宅を建てる場合の開口のとり方と壁量のバランス、上下柱の位置、構造ブロックでのプランニングなど、基本でしたが、ご参加の皆様は構造のポイントを押さえる事の重要性を感じたのではないでしょうか。
建物を造る側としては、住む人の安心、安全を守ることが最重要課題であると思います。改めて信頼される設計施工をしていかなければと思った一日でした。

パッシブハウス・ジャパン 北陸エリアリーダー 上野

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